小林祐希「主審に殺すぞと言われた」→本田圭佑「勇気のある告発」→メディア一斉報道→小林「審判と音声を聞いて、聞き間違いでした。謝罪します」→一部では陰謀論?問題はどこにあるのか?
■またも審判個人に対する大誤報?
カタールリーグのアル・ホールでプレーする小林祐希が、アル・ガラファ戦後に
「今日の試合で俺がカタールに来て1番衝撃的なことがあった」
「試合後半、チームメイトが打ったシュートが相手ディフェンダーに当たってゴールラインを通過していった。普通ならコーナーキックでマイボール。みんなが知っている。レフリーはゴールキックを指示した」
「1番近くにいた俺が『he touched』とレフリーに言うと『yes , I was small touch. But small touch is no touch. This is new rule』と言って相手チームの選手と笑っていた。俺は『this is no respect』それは良くないと主張した。すると『ok you’re my opponent, I’m gonna kill you』と言ってきた」
とツイートしたのだ。
このツイートに本田圭佑も英文で「祐希、よく勇気を出して言ってくれた。誇りに思う。審判の言動は信じられない。いい方向に向かうことを願っているよ」といったニュアンスのリプライを送り、各メディアがニュース配信した。
「主審から殺すぞと言われた」「小林祐希が衝撃の告発」
といったタイトルの記事が多く配信され、Yahooトップニュースにもなった。
タイトルを見ても、記事を見ても、審判側の視点は一つもない。「選手がツイートしたのだから」で記事が構成されてしまっている(参照リンク)。
批判には根拠が必要だと言われている。
今回でいえば、アル・ジャシム主審の試合のレフェリングや当該シーンのボールアウトやその後のコミュニケーションなどが論点となる。
しかし、試合映像はもちろん、レポートもなければ、小林がそうツイートしただけで根拠はない。となれば、「小林はそう主張しているが」「真相は如何に」といった一文もあって然るべきではないだろうか。
ツイートの三日後、小林は
「Today ,i went to @QFA @QFA_EN for a meeting with officials people and it was very good chance to met them , they show me the respect and we talk about what happened during the last competition, me and the Refree explained what happened,」
「I listen to the discussion between me and him , there is misunderstanding about his word i kill you like i hear but the sound is i tell you」
とカタールサッカー協会にてアル・ジャシム主審と試合の音声を聞き、自身が聞き間違えていたことを謝罪した。
(残り 1598文字/全文: 2750文字)
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