石井紘人のFootball Referee Journal

無料:オンサイドだったように見えるオナイウ阿道のゴール【パヤム・ヘイダリ審判団批評 #daihyo #日本代表 ×セルビア】 #SAMURAIBLUE

イランの主審にマレーシアとUAEの副審という珍しいトリオ。

10秒、40秒の空中戦は、ボールにプレーできる範囲内のコンタクトとみる。2分のコンタクトはフィフティにも見えたが、セルビア側が遅れ気味だったのでファウルとした。また8分や12分のように足に影響したものはしっかりとる。13分のスライディングのようにボールにプレー出来ているとジャッジすれば、激しくてもノーマルと判断する基準が示された。43分が最たる例だろう。

14分は谷口の腕をとり、35分も同様だ。21分のホールドはナイスジャッジで、32分も基準通り。42分の室谷のファウルも、腕をフォーカスされたか。

47分、競り合い時に腕を広げたヨベリッチに警告。61分にもアフターで足にいったパブロビッチに厳しい笛から即座に警告を掲出し、表現力で両者の対立を防いだ。80分にもフリーランニング時に谷口を押したパブロビッチに厳しい笛から注意を与える。86分には相手の顔あたりをホールドしたオナイウのファウルにスパイッチが激昂。ヘイダリ主審はすぐに間に入り、対立が大きくなるのを防いだ。

大枠はおさえられていたが、73分は映像が切れていて分からなかったが、伊東のファウルをとっていたのであれば微妙である。

 

そして論点となるのが64分のオナイウがオフサイドでゴール取り消しになったシーンだ。

真横からの映像がないので何とも言えないが、芝のラインを見るとオンサイドに見える。巧くシャッターを切れず、ラインキープも出来なかったか。

誤審だとしても、勝利を収めた側に不利な判定となった結果にはレフェリー運がある。

 

~採点基準~

2:カード・得点に対する受け入れられない微妙な判定があった

1:ミスから試合に影響を与えてしまった

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