Jリーグの監督や選手とレフェリーの良いコミュニケーション、海外で成功するサッカー選手、主審が機械になったら口元分析で即カードに?【審判員インタビュー|第2回・村上伸次】
「この歳までやっていますから(笑)まぁフィジカル能力を褒められることがあるくらいでしょうか。レフェリングは、感覚でやっていたりもします。たとえば、選手がスライディングをする時に、『あ、これ足の裏入りそうだな』って感じます。その時は、見落とさないように、接触の仕方、部位や程度やスピードをフォーカスしにいけるんですよね。それは、PRになってから成長したかなとは思います。ただ、まだまだ下手ですよ」
――村上さんがJリーグ担当審判員になって以降、近年が最も海外のスターが来た時期だったと思います。二年前まではフェルナンドトーレスやポドルスキがおり、イニエスタ(ヴィッセル神戸)は今も健在です。審判員が注意することはあるのでしょうか?
「私自身は特別な意識はないです。副審はパスや抜け出しのタイミングとかあるかもしれませんが、レフェリーとしての注意となると、どのようにチャレンジされるか?そこはしっかりと見極めなければいけないというくらいでしょうか。あとは現役選手に戻った目線、イニエスタのパスの受け方とかトラップの力加減とか、選手目線での興味の方があります(笑)」(次回は2022年1月更新予定です)
無料記事での連載を行うためにも、有料のご登録は執筆する記者の取材への支援になります!!