石井紘人のFootball Referee Journal

無料:下田恒幸氏「(レフェリーの)良いテンポ」福田正博氏「非常に巧くゲームコントロールしている」中澤佑二氏「家本(政明主審)さん優しいからなぁ」【横浜Fマリノス×川崎フロンターレ審判批評】


30秒、90秒と体を入れれば接触は起こるとジャッジし、解説の福田正博氏も感じたタフな基準を示す。もちろん、ファウルをとらないという訳ではなく、3分のキッキングや9分のプレーできる範囲外からの不用意なチャージなど影響を見極めていく。

また、2分や15分など展開を読んだアドバンテージで試合のリズムを作る。「家本主審の気持ちの良いテンポ」と下田恒幸氏が実況すれば、福田氏も「非常に巧くゲームコントロールしている」と評する。60分にはしっかりとした予測でサインプレーに対して、スペースを開ける。

石井紘人のFootball Referee Journalとは?

バスケットボールとは違うフットボールの醍醐味(応援するサポーターからすれば自チームへのファウルを細かくとって欲しいのかもしれないが)流れを大事にする「最小の笛で最高の試合を」というモットー通り、UEFAチャンピオンズリーグのようなタフな基準でコントロールし、比例するように懲戒罰も56分に背後からタックルしてしまった渡辺のみに留めた。「最後の笛に余韻がありましたね。家本さん、お疲れ様でした」(福西崇史氏)。

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