石井紘人のFootball Referee Journal

家本政明主審、勇退の理由は「去年からSNSで発信をしていたんですけど、レフェリーの仕事をしながら活動をするのが制限ですとか…う~ん、制限が一番強いですかね。現役プラス何か活動をすることが難しくて」

平畠啓史氏が『Jリーグタイム』(NHK BS1)にて、試合後30分しか経っていない家本政明主審へのリモートインタビューを行った。

「(試合を終えて)晴れ晴れとしています。(感動的なセレモニーは?)両チーム、選手、チームスタッフ、クラブ関係者、そして何よりもスタジアムに駆けつけてくださった3万人のファン・サポーターの方が、温かい拍手ですとか、弾幕まで出して頂いたというのは、本当に言葉が見つからないですよね」。

勇退の理由は「去年からSNSで発信をしていたんですけど、レフェリーの仕事をしながら活動をするのが制限ですとかう~ん、制限が一番強いですかね。現役プラス何か活動をすることが難しくて、ここは思い切ってまずやめようと。(引退後に)何があるかっていうと何も決まっていないんですけど、Jリーグ、サッカー、スポーツ、社会のことを思っていて、そういう所での貢献活動ですとか、みんなの和が広まっていくような活動をしたいと思いました」。

平畠氏の「最後に皆さんへのメッセージを」というフリには「恥ずかしいな」といつもの照れくさそうなほほえみを見せながら「本当に、本当に感謝しかないです。Jリーグって最高だなと本当に思っています。今まで皆さまありがとうございました。そして、これからも宜しくお願い致します」と語った。

番組では、村上伸次主審の勇退も取り上げ、試合後の槙野智章選手とのやりとりや胴上げを取り上げ、「時代が変わってきた」(平畠氏)「ゲームっていうのは選手だけが作るものではないですし、良い光景だなと思います」(森岡隆三氏)とハイライトを締めくくった。

【連載第一回:家本政明取材記】受け入れられた審判

 

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