石井紘人のFootball Referee Journal

無料:なぜ齊藤未月はハンドの反則をとられなかった?オンフィールドレビューでエウベルの右手を主審はフォーカスしてしまった?

J1第17節ガンバ大阪×横浜Fマリノス戦の66分、谷本涼VARの介入からOFRとなったものの、齊藤未月がハンドの反則をとられなかった事象を『Jリーグジャッジリプレイ』(DAZN)が取り上げた。

家本政明氏は「ボールが弾んでいる所に、手が向かっていったのでハンドの反則」「90%以上ハンドの反則」と解説したように私もそう思った。

ではなぜハンドの反則としなかったのか?

戸田和幸氏は「エウベルが後ろから少し右手が出て、その影響によって動いたっていう考慮?」と家本氏に投げかけたが、私も競り合っていたエウベルの右手を主審はフォーカスしてしまい、齋藤はノーマルフットボールコンタクトではあるが接触でバランスを崩したために、腕がボールに当たったと見たのではないだろうか。

とは言え、「でもアングル変えて見る限り、そうではなくて、齋藤選手はボールを何とかしようと行動を体と手でもって行っている」ため、「(相手競技者との)腕によるコンタクトという解釈は難しい」と家本氏が解説したように、私もハンドの反則をとった方がベストだったように感じた。

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