石井紘人のFootball Referee Journal

無料:たとえ誤審やミスジャッジでも、批判ではなく、他人へ悪口を言ったり罵ったりする誹謗や根拠のない嘘やでたらめを述べる中傷はあってはならない【レフェリーブリーフィング】

本日行われた『JFA(日本サッカー協会)レフェリーブリーフィング』の冒頭、扇谷健司JFA審判委員会委員長が、ネット上で行われるレフェリーへの誹謗中傷に対して強く遺憾の意を示した。

無料:佐藤寿人氏「選手はミスしてもあそこまで叩かれることはないけど、レフェリーの方はどういうジャッジをしても、両チームにとっての満足はないのかな」

「誹謗」とは他人へ悪口を言ったり罵ったりする行為「中傷」とは根拠のない嘘やでたらめを述べる行為

「批判」とは良い所、悪い所をはっきり見分け、評価・判定すること

 

「柏×神戸戦後、ネット上で色々なコメントが出されました。

三木谷会長「人間だから、ミスもあるだろう。うちに有利に働いたこともある」→それがフットボール!「それに物申すなということ」→そんなことない!「今回は、徹底的に」→競技規則を元に!

 

我々としては正しいジャッジだと思っています。これをしっかり伝えたいです。

SNS等で色々な書き込み、誹謗中傷があったことは受け入れることはできません。

それは、ジャッジがあっていたか間違っていたかに関係なく、(誹謗中傷は)認められるものではない。たとえ、ジャッジが間違っていたとしても、こういった(誹謗中傷を行う)ことは認められるものではないと思っています。

審判委員会として審判を守っていくという点で、こういうことはあってはいけないと思っています。

こういった記事というか書き込みを見ることで、該当する本人もそうですが、審判員を目指す人たちが少なくなってしまうという危険性もあると認識しています。

非常に残念でした。

ただ、こちら(レフェリーブリーフィング)に参加している方々の記事も拝見させて頂くこともありましたが、正しく物事を見て書いて頂いている方々もいらっしゃることも感じています。それに対する感謝もあります。

我々もまだまだ試合の中で色々と上手くいかないことはあると思っていますが、リスペクトを持って(批評を)やっていただければと思っています。」

 

また扇谷審判委員長は、今後の審判界のビジョンも簡単に説明。「審判だけの世界に入らない」等、後ほどレポートしたい。

ファンサポーターも日常生活の学校や仕事で誤解や勘違いをするように、監督や選手も試合中にミスをするようにJリーグ担当審判員も聖人君子ではない【家本政明主審引退会見④】

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