「岐阜はプレーオフをめざせるチームになる」契約更新なった守護神ビクトル、来季に向け決意を語る【無料公開/離日直前独占Interview】
その年もっとも活躍したFC岐阜の選手に贈られる日本特殊陶業賞に輝いたビクトルが、いち早く2019シーズンの契約を発表した。離日直前の守護神に、来季に向けての意気込みを訊ねるべく直撃。
◆シーズンMVPはすなおに嬉しい
──あらためてFC岐阜2018年シーズンMVP(日本特殊陶業賞)に輝いたことへの感想をお願いします。
ビクトル すなおに嬉しく思います。今シーズン一年間ハードワークをしてきましたし、チームとしてとてもがんばってきたので、何かしら“ご褒美”のようなものがあるとやはり嬉しいと思います。
──昨年初めて岐阜にやってきたとき、ラインの高さや(ポゼッションの一部で)足もとでボールを扱う機会が多い戦い方に戸惑いましたか?
ビクトル そこは、サッカーはサッカーなので。いままでいろいろな監督と仕事をしてきて、もちろん足もとでボールを扱うよう要求してきた監督もいます。ですが、自分が所属するチームごとに、それぞれの監督が要求するものに合ったプレーをしていかないといけないのは当然のことですから、そういった意味では、大木さんが私に求めてくるものが大きな負担、苦労になったことはありませんでした。
──言葉も文化もちがう国に来ていながら、しっかりとチームを掌握しているように映ります。なぜそれができるのでしょうか。
ビクトル 文化も言葉もちがう場所に来て、日本に着いたそのときから日本語をはじめとしていろいろな勉強を始めましたし、練習中にかぎらずピッチの内外で仲間やコーチに言葉を教えてもらいました。そうした学びの成果だと思います。ピッチの外で凝った会話をしようとするとそこまでのレベルには達していないんですけれども、ピッチの内側では特に日本語で話そうと意識しなくとも指示を出すことはできるので、コミュニケーションがうまくいかないことが自分たちの弱点になることはないですね。
◆3年目はいい結果を出すシーズンに
──ビクトル選手はTwitterでファン、サポーターを鼓舞するような投稿が多いですけれども、いつもどんな想いでつぶやいているのですか。
ビクトル そうですね、やはりサッカーに於いてはファン、サポーターの存在が大きなものになってくると思います。その、応援してくれる人々に自分の写真、コメント、メッセージを送るうえでいちばん大事にしているのは感謝の気持ちです。いつも支えていただいていることに対して、たまには自分たちがみなさんを支えられる言葉をかけるようにと思い、書き込んでいます。
──契約更新となりました。来季を見据え、FC岐阜を愛するみなさんに向けてメッセージをお願いします。
ビクトル 私はFC岐阜で3年目のシーズンを迎えることになりました。初めて岐阜に来た1年目は新しい文化、新しい場所に慣れるシーズンでした。2年目はそこから改善し、自分を少しではありますが上向きに持っていく、そういったシーズンだったと思います。こうなるとやはり3年目はいい結果を出すシーズンにしないといけません。私がいい結果を残し、ベストなパフォーマンスを発揮していくシーズンに差し掛かっていると思います。チームとしては昨年(2017年)から大木監督になり、新しいスタイルを築きました。しかし2年目の今年は最善を尽くしてきたものの、思ったような結果を得ることはできませんでした。3年目はミスから学び、修正していき、自分たちの長所を活かしていくことによって、岐阜は少なくともJ1参入プレーオフをめざせるようなチームになっていくと思います。引きつづき熱い応援をよろしくお願いいたします。
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