ぎふマガ!~FC岐阜を徹底的に応援する公式ウェブマガジン~

今シーズン初の対外試合は興國高校に6-1大勝も、新加入選手への大木サッカー浸透に課題【大阪キャンプレポート】

 

前田遼一は周囲との連携を向上させていきたい旨を語った。


昨年夏からチームに参加していた村田透馬は連携を活かして2得点を挙げた。


 1月26日、FC岐阜はJ-GREEN堺で今年初の対外試合となる30分×4本の練習試合、対興國高校戦に臨み、6-1の勝利を収めた。
 新加入の選手を中心に編成した1、2本目はまだ連携が整わないこともあって0-0で推移。中盤から前に既存の選手が増えた3本目に4得点、4本目に2得点を挙げて勝利を収めた。山岸祐也、粟飯原尚平、長倉颯、練習生がそれぞれ1得点。村田透馬が2点を決めている。
 大木武監督は「(練習試合実施の意義については)新入団の選手が理解できるように、という部分がいちばん大きいですね。わからない部分があることがわかった」と、この一戦を評価。既に1、2シーズン大木サッカーを経験した選手と、新加入の選手とでは理解度に差がある。「どこがどうではなく、全体を仕上げていかなくてはいけない」(大木監督)。ボールを奪う前の準備からフィニッシュに至るまで一連のシークエンスをまるごとインストールする必要がある大木サッカーを浸透させるにはある程度時間がかかる。十分には刷り込めていないせいか、攻守の切り換えの速さ、プレッシャーの速さについては、大木監督からも「ちょっと不足していた」と注文がついた。
 前田遼一は自らのゴールがなかったことに言及していたが、独特のサッカーを志向するこのチームに入ったばかりで、周囲とのタイミングが合わないところもあった。この点について訊ねると、大木監督はこう答えた。
「(経験のある選手と、新加入選手との融合を)キャンプと練習でやっていくということですね。ただやるわけではなく、課題をもってやるわけですから、そのなかで合わない部分は見えたと思います。あと一カ月、あわてずにしっかりやっていきたいと思います」
 ひと桁順位進出に向けた取り組みはまだ始まったばかりだ。
 
◆次戦での得点を期す前田遼一
 
「個人的には得点も奪えず、ぼくが出ていたときには引き分けだったので、

(残り 1788文字/全文: 2790文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ