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大木さんのもとでサッカーを――“考えて走る”柳澤亘、ただ王子としてだけでなく【Short Interview】

 

端正な外見から“王子”と呼ばれる柳澤亘。


 
 “王子”の異名とは対照的に「初対面の女性に接するのは苦手」と、はにかむ柳澤亘。現在でこそ笑顔がこぼれるが、その表情が失意に歪んだことがあった。順天堂大学在籍時代の昨年5月5日、内側側副靭帯を損傷したのだ。
 
◆負傷が癒えた王子
 
 同年7月14日に開催された、2018年度 第42回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント関東予選を兼ねた「アミノバイタル®」カップ2018 第7回関東大学サッカートーナメント大会1回戦で復帰したが、まだ本調子ではなかった。
 そんな柳澤に会心の一撃が生まれたのは、年末恒例の平成30年度 第67回全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)準々決勝。復帰戦から4カ月後となる12月17日に開催されたこの早稲田大学との一戦で、1点のビハインドから同点に追いつく貴重なゴールを決めたのだ。上がったあとの選択はクロスではなく、切れ込んでの左足シュート。結果として逆転ゴールの呼び水となり、順天堂大学はこの大会でベスト4進出を果たした。
 早稲田撃破弾を手土産にFC岐阜への加入が発表されたのは、

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