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限界は設けない。トータルフットボーラー川西翔太「上をどれだけめざせるか、そういう気持ちでやっているつもりです」【開幕直前 Pickup Interview】

 

 
 2013年7月3日、当時ガンバ大阪に在籍していた川西翔太は、岐阜メモリアルセンター長良川競技場でJ2初ゴールをマークした。そのときのポジションはフォワード。平井将生に替わり後半16分から出場するとチーム全体が活性化し、そしてその8分後、ウラへ走り込みスルーパスを受け、ガンバらしいゴールを決めた。奇しくも、その記念すべき試合の対戦相手だったFC岐阜へと、川西はやってきた。
 
 フォワードのときも、ウラへ抜ける動きもありキープ力もありのプレースタイルから万能型と形容されていたが、現在はミッドフィールダーとして、やはり万能の形容詞をほしいままにする。守備も、パスやドリブルによる組み立ても、フィニッシュに関わる仕事も。横浜FCとの練習試合ではさっそくすばらしいゴールを決め、その試合後には大木武監督の熱心な“講義”に聞き入った。真摯にサッカーを捉え、研究熱心なNo.5が岐阜に順応したその先には、さらなる多様性をもたらすことになるのではないか。
 どこまでもサッカーを追求しようとする期待のトータルフットボーラーが、遠大な目標を見据えつつ意気込みを語った。
 

 
◆全員で攻撃していきたい
 
――キープ力への評価が高いですが、相手のプレッシャーをまったく脅威に感じないのでしょうか?
川西翔太 あまりそういう意識はないですね。成功したときよりも失敗したときの記憶のほうが残るので、うまくいっているなというより、もっとこうしなければと改善する意識のほうが強いです。
――ポジションを前線から中盤に移しても運ぶ技術が効いていますね。守備だけでなく攻撃にも多く関わっている。
川西翔太 大木監督はあのポジション(中央のミッドフィールダー)でもゴール前に入っていけと言いますし、どんどん(フィニッシュまでの組み立てに)絡めとも言います。自分としては、守備というよりも、

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