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鹿児島のすばやい切り換えと厳しいプレスに阻まれ得点ならず。今シーズン初の引き分け【J2第4節レポート】

 

前半22分に惜しいシュートを放った永島悠史は決められなかったことを反省。©FCGIFU


永島、長倉颯と連携してピッチの左半分を守った竹田忠嗣は、何度かピンチを招いた点を課題に挙げていた。©FCGIFU


 3月17日、FC岐阜は岐阜メモリアルセンター長良川競技場でJ2第4節に臨み、鹿児島ユナイテッドFCと対戦。0-0で引き分けた。前半はペースを掌握した岐阜だったが次第にボールを保持されるようになり、無得点。この前半45分間音の過ごし方が結果に響いた。
 後半16分、野嶽惇也が連続で放ったシュートをビクトルとディフェンス陣が防いだシーンに象徴されるように、後半は韓勇太のフィジカルを前面に押し出す鹿児島に圧されて劣勢となりながら、後方の選手たちの奮闘で失点を免れるケースが目についた。
 サイドバックの交替で2枠を費やしていた岐阜は後半34分、唯一の攻撃カードとして、風間宏矢に替えて富樫佑太を投入。打開を図ったが得点できず、互いに無得点のままタイムアップの笛を聞き、勝点1を分け合う結果となった。
 試合後、大木武監督は「最後をやるために(パスをつないで仕掛けに)行く。それがなかったら意味がないとは言いませんけれども、有効ではない」と、仕掛けとシュートを連続したものと捉えて追求していく必要性を示唆。また、前半22分に好シュートを放った永島悠史も「自分のところにチャンスがあったのを決められず、この結果になったと思います」と自責の念を述べて反省した。
 ここまでの4試合のうち、徳島ヴォルティス戦では引き分けられる試合を落とし、この鹿児島戦では1点を決めていれば勝てるところを引き分けてしまっている。この結果について永島は「最後のところを突き詰めていけば、もう少し勝点を上乗せできる」と意欲を述べた。
 改善するべき点は明らかだ。4試合で2失点という守備は悪くない。「仕掛けとシュート」の質を高め、大木監督体制となってからまだ勝っていない横浜FCを乗り越えるべく、準備を進めていかなくてはならない。
 
◆鹿児島のすばやいカウンター
 
 鹿児島を率いる金鍾成監督は、

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