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カズ狂騒曲のニッパツで横浜越えならず、痛恨の敗戦【J2第5節レポート】

 

右サイドバックで先発、前半の途中からは相手の左ウイングバックの背後を衝き出した長倉颯。


「失点にも関わり、力不足だと感じた」と、反省の色が濃かったイヨハ理ヘンリー。左サイドバックで先発し、守備面で貢献したほか、長いボールを前線に供給。


 
 3月23日、FC岐阜はニッパツ三ツ沢球技場でJ2第5節に臨み、横浜FCと対戦。0-2で敗れた。「6試合で勝点10」という目標を達成するには次節で勝点3が必要。課題となっている相手ゴール前1/3でのアイデアを詰め、京都サンガF.C.戦に向けた準備を進めなくてはならない。
 この日、試合開始2時間前のメンバー発表でイバに代わり52歳の三浦知良が先発することがわかると、日本代表を取材していたメディア関係者が続々と三ツ沢に詰めかけ、記者室はごった返した。横浜は三浦だけでなく松井大輔をも起用し、先発11人の平均年齢は33.91歳。スーパースター出場の喧騒に惑わされることなく勝点を奪いたいところだったが、引き分けることもできなかった。
 
◆イバ投入で流れが変わった
 
 山岸祐也は「負けるべくして負けた」と試合後に語ったが、まさに論理的な敗戦だった。
 大外が空き、片方のサイドに寄る傾向がある岐阜のサッカーは、他のチームもおそらく分析済み。そして岐阜も、対策されていることを織り込み済みで試合に臨んでいる。
 この試合でも横浜は片方のサイドにボールを寄せてから逆サイドに一気に展開する“サイドチェンジ”を狙っていて、岐阜はそれをほとんどの時間帯で防いでいた。しかし2失点目の場面では、

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