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Jリーグ初出場初ゴール。粟飯原尚平という“発見”で敗戦を免れる【J2第6節レポート】

 

チームを救い、仲間たちに勇気を与えた粟飯原尚平の同点ゴール。一筋の光明が差してきた。©FCGIFU


 雨降る花冷えの岐阜メモリアルセンター長良川競技場で3月30日、J2第6節がおこなわれ、FC岐阜は京都サンガF.C.と対戦。1-1で引き分けた。後半26分にエスクデロ競飛王のスルーパスを受けたジュニーニョが運び右足のシュートを決めて京都が先制。しかし岐阜は後半38分、先発のライアン デ フリースに替わって入った新人の粟飯原尚平が股抜きシュートを決め、同点に追いついた。勢いづく岐阜はアディショナルタイム、コーナーキックのチャンスを連続してつくるものの、勝ち越しにはいたらず。スコアは1-1のままタイムアップの笛を聞いた。
 これで成績は2勝2分2敗。「6試合で勝点10」という目標は達成できていないものの、先制されても反発力を見せてゲームを振り出しに戻したことは評価できる。京都の中田一三監督が「岐阜さんのディフェンスに手こずった」と言ったように、全体として守備は悪くなく、優位に立つ時間も多かった。要所にスーパーな選手を配置する京都を相手にしても落ち着いて試合を運ぶことができた岐阜、反省するべき課題はあるにせよ、過度に気に病むことなく、四日後にすぐやってくる次節に向けて準備を進めたい。
 
◆チームに勇気を取り戻させる生粋のシューター、粟飯原尚平
 
 まだ0-0だった時間帯の後半17分、開幕戦以来のベンチ入りとなった粟飯原尚平が初めて長良川のピッチを踏んだ。「積極的にシュートを撃っていけ」と大木武監督からのミッションを受けた粟飯原は、

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