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「つらい想いをしてここに来た」と、市丸瑞希。未完の大器がチャンスを掴む【加入記念‌インタビュー】

 

インタビューの場では笑顔も見せた市丸瑞希。


 5月1日付けで市丸瑞希がFC岐阜へと加入した。ガンバ大阪からの育成型期限付き移籍。負傷離脱者の多さに苦しむ岐阜がこの制度を適用してシーズン中の獲得に至った“緊急案件”だったが、その後、市丸はどうしているのか。
 合流して間もない市丸の近況、彼を見守ってきた森下仁志ガンバ大阪U-23監督への想いなど、すべてを率直に伝える加入記念特別取材。
 
◆キャンプにも行けなかった
 
――獲得を希望するオファーが来てから返事をするまでに、どのくらいの猶予があったんですか?
市丸瑞希 電話で「オファーが来たよ」とガンバ大阪のスタッフから伝えられて、その場で「行きます」と答えました。
 
――即答ですか!?
市丸瑞希 はい。
 
――差し支えなければ、いつ頃の話か教えてもらっていいですか。
市丸瑞希 正式に加入が発表される前の週でした。そこから急いで準備を進めました。
 
――岐阜に住む当てはあったんですか。
市丸瑞希 いや、まったく。住むところは決めずに、まずはホテルに転がり込みました。合流後は練習終わりに家を探して、いまは入居を待っているところです。もう、1時間で決めました。一件しか見ていませんが、何も問題ないし、それで十分だろうと。
 
――下部組織もガンバでしたし、ほかのクラブは初めてですよね。
市丸瑞希 はい、初めてです。
 
――どんな気持ちですか。
市丸瑞希 うーん、そうですね。「楽しみやな」というのが3~4割。加えて「わくわくする、という意味での『どうなるんやろ』」というのが3~4割。あとの2割ちょっとが「不安」みたいな感じです。
 
――人間関係もがらっと変わりますけど。
市丸瑞希 ごはんは(風間)宏矢くんやフミくん(北谷史孝)、川西翔太くんなどが誘ってくれて。意外と関西人が多いので。翔太くんはもともとガンバですし、永島悠史くんは高校のときから知っていますし。だから、そんなに不安とかはなかったですね。
 

大木武監督(左)、会津雄生(右)と話しながらジョッグする市丸。


――非公開だった5月8日には、練習場で誕生日を祝ってもらったみたいですね。
市丸瑞希 みんなに

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