「這い上がれ」。J3から出て高みを目指す市丸瑞希、このままでは終わらない【ショートコラム】
J2第14節ジェフユナイテッド千葉戦を控え、市丸瑞希はこう言っていた。
「守備の強化にはいま取り組んでいるところ。ガンバ時代からですが、これを継続して、J3よりもひとつレベルの高いところで、それがどれだけできるか楽しみです」
残念ながら個々が己のよさを出す前に先制を許し、千葉に圧倒された。序盤の失点が響き大敗。市丸は後半17分にピッチを退き、62分間のJ2デビューはほとんど効果的な働きができないまま終わった。
試合後の市丸は目を赤くして「こんな試合はもう絶対にしてはいけない」と言った。その言葉を信じたくなるのは、彼が辛酸を嘗めてここにたどり着いているからだ。
◆キツい練習が多かった
2016シーズンから昨シーズンまで、J1、ルヴァンカップ、天皇杯合わせてガンバ大阪トップチームでの出場は13試合。しかし主戦場はガンバ大阪U-23の一員として参加するJ3であり、今シーズンはここまでトップで起用される機会が一度もなかった。
2019シーズンが始動すると、
(残り 1145文字/全文: 1672文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ