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終盤の失点で無念の敗戦。アグレッシブな姿勢に光明は見えたか【J2第16節レポート】

 

千葉県柏市の日立台に駆けつけた岐阜サポーターの前で奮闘したビクトルだったが、最後はオルンガの身体能力に屈してしまった。とはいえ、1失点に抑えた守備は評価できる。 ©FC GIFU


小野悠斗(写真)と中島賢星を入れた中盤の強度、運動量は増した。 ©FC GIFU


粟飯原尚平はフリーキックのキッカーも担当。キープレーヤーのひとりになりつつある。 ©FC GIFU


 アジアそして世界の舞台を経験してきた強豪、柏レイソルを相手に強気で挑んだFC岐阜が引き分け寸前まで試合を進めながら、後半41分の失点で敗戦──。
 
 6月1日に三協フロンテア柏スタジアムでJ2第16節に臨んだ岐阜は0-1で敗れ、待望の勝点を獲得することはできなかった。
 キックオフから左サイドを中心として積極的に攻め込み、開始早々の4分には左サイドを持ち上がった山岸祐也がそのまま右足を強振。このシュートは柏ゴールキーパーの中村航輔に止められたが、強敵相手にも臆することなく立ち向かう姿勢があらわれていた。
 
 その後もすばやいタテへの攻撃をつづけた岐阜は前半の枠内シュートが3本と得点の可能性を感じさせる出来だったが、後半はキックオフから選手を二枚替えてきた柏がペースを握った。ギアを一段上げてもゴールを奪えなかった柏は後半14分、瀬川祐輔に替えて江坂任を投入。流通経済大学時代に山岸の先輩だったこの江坂によって柏はさらに攻勢の度合いを強めていく。
 岐阜はライアン デ フリースに替えて前田遼一、小野悠斗に替えて風間宏矢を送り込み対抗。しかし0-0の引き分け決着まであとわずかと迫った後半41分、脚がつってきた左ウイングバックの粟飯原尚平に替えてタビナス ジェファーソンを入れた直後、クリスティアーノからのパスに反応したオルンガにゴールを決められてしまう。ビクトルもクリスティアーノからの浮き球に飛び出していたが、間一髪間に合わなかった。
 岐阜は終盤に攻勢を強めたもののコーナーキックも得点に結びつかず万事休す。土壇場の1失点に泣き、岐阜はこれで4連敗。複数失点は止まり守備面での向上は実感できたが、あらためて得点力の課題を突きつけられた。
「3バックまたは5バックにしてから二試合目ですが、

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