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北野サッカーの挑戦第2ラウンドは緑対決! 業師軍団ヴェルディに全力で挑む【J2第20節プレビュー】

 

前節の敗戦にも動じることなく、着実に仕事を進めている北野誠監督。「全員でやりたい」と、チームの和に気を配っている。


 6月30日、FC岐阜は岐阜メモリアルセンター長良川競技場でJ2第20節に臨み、同じ緑をクラブカラーとする東京ヴェルディと対戦する。
 ボールを大事にする姿勢に共通点はあるが、Bクラス上位の10位から12位辺りに位置するヴェルディと最下位の岐阜とでは置かれた立場が異なる。ヴェルディは昇格を狙うために絶対に勝点3を獲得したい状況で引き分けを狙うつもりはない。岐阜ももちろん勝つつもりだが、それは降格圏から脱出するためだ。J1に昇格したいという貪欲なメンタリティで乗り込んでくるビジターチームに対し、ホームの声援も得て全力で立ち向かう気持ちがなければ対抗しきれないだろう。負けられない試合。クラブの総力を結集し、ファン、サポーターと一丸となって戦いたい。
 なお今回はウェブマガジン『スタンド・バイ・グリーン』を主宰し、ヴェルディを追う番記者、海江田哲朗さんからの情報も織り交ぜてお届けする。
 
◆志の高いヴェルディ
 
 昨シーズンまで率いていたロティーナ氏(現セレッソ大阪監督)に替わり、今シーズンのヴェルディを率いているのはフットボールの母国イングランドはサウサンプトンに生を受けたギャリー ジョン ホワイト監督。非常に愛嬌があり気さくな人柄で親しみやすいが、その温和な表情の下にはタフな心が潜んでいる。
『スタンド・バイ・グリーン』ライターの海江田さんは「常に連敗を2で、勝って止める。なかなかのものだなと思うし、そういうときは神々しく見える。伊達にサッカーでメシを喰っているわけではない」と評価している。チームとして昇格をめざし、監督が生き残りをかけているからこそ、勝点3にこだわる。この志の高さがあるかぎり、ヴェルディを甘く見ることはできない。
 
「チームとして固まらず、どうなってしまうんだろうという序盤戦だった」(海江田さん)ヴェルディだが、ホワイト監督は辛抱強く選手の組み合わせを試し、布陣を変えて最適解を探りつづけてきた。
 ここに来てはっきりしてきたやり方は、

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