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連敗阻止の背景にあったもの。守備と攻撃のキープレーヤーが勝因を語る【J2第21節レポート第2報】

 

ゴール裏でメガホンを持ち、これからの逆襲を誓った川西翔太。


 北野誠監督は「5-4-1の場合はサイドにプレッシャーに行って自由に蹴らせないのが約束事」と言っていたが、しかし布陣や時間帯を問わず、甲斐健太郎と藤谷匠が守る両サイドの守備は傑出していた。
 この試合では特に甲斐の活躍が目立った。ペナルティボックス内では身を投げ出すようにしてゴール前の壁となり、大外のエリアではアビスパ福岡のウイングバックを自由にさせず、彼らがパスをつなごうとすれば的確に予測して痛快なインターセプトを決めてボールを奪い攻撃につなげた。
 
◆象徴的だった甲斐健太郎
 
 そして何より闘志にあふれていた。彼には試合を俯瞰して振り返る資格があるだろう。
「今日は特別な試合だった。全体を通して満足いく内容だったと思います」と切り出した甲斐は、自分たちが置かれたシチュエーションが自分たちの背中を押していたのだと、そういう意味の説明をつづけた。
「“裏天王山”の状況で自ずと士気が高まりました。ぼくらのなかでは『6ポイントゲーム』というワードで共通の認識があり、

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