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「出口を探せ」。得点力を高め、千葉戦に必勝を期すFC岐阜【J2第22節プレビュー】

 

攻撃陣を集め、守備の打ち合わせをする北野誠監督。英語で話したというが、真相はいかに。

 前節、9試合ぶりの勝利を収めて勝点を15に伸ばしたFC岐阜は、7月14日、ホームの岐阜メモリアルセンター長良川競技場に勝点23のジェフユナイテッド千葉を迎え、J2第22節に臨む。
 千葉は5月19日の第14節で岐阜に勝ったあと、第18節で鹿児島ユナイテッドFCに勝っただけで必ずしも好調とは言い難い。岐阜としてはこの試合に勝利を収め、千葉との勝点差を縮めて残留争いを混戦に持ち込みたいところだ。

◆オシムテイストが漂う江尻サッカー

 北野誠監督いわく「江尻(篤彦)監督に替わって、ちょっと(イビチャ)オシムさんぽいサッカーをやっているように見えます」。
 オシム時代のトップコーチであり、オシムのイズムを継承する人物としても知られる江尻監督は、やはり今回の就任にあたっても、自身の色を出してきた。フォーメーションもオシムが多用していた3バックとなれば、やはりその印象は強くなる。第21節の徳島ヴォルティス戦では4-4-2でスタート、特別指定の見木友哉を起用し、その見木がPKを奪取するなど若干新しい風が吹いたようではあるが、北野監督は4バックを徳島対策として捉え、根本に変化はないと見る。もちろん、3バックの場合と4バックの場合、双方を想定してプランを練り、どちらで来ようと対処する準備はできている。

 千葉の前監督だったフアン エスナイデル氏は「ハイライン、ハイプレス」を掲げてセンセーションを巻き起こした。そのサッカーを斬新に受け止め、よく研究し、実際にフアン エスナイデル前監督と会って話もしたという北野監督は「江尻監督に替わっても、エスナイデル前監督のいいところは残っていると思います」と見ている。
 前からプレッシャーをかけ、

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