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ついに礎を築いた誠軍団、攻撃面の上積みを期して長崎に挑む【J2第26節プレビュー】

 

あえて守備のタスクを軽めに、前線で泳がせることで相手にとっての脅威となっていたジュニオール バホス。個の力と発想を活かし、ゴールに近づきたい。


 8月4日、FC岐阜は敵地であるトランスコスモススタジアム長崎に乗り込み、V・ファーレン長崎と対戦する。J2リーグもはや第26節を迎え、岐阜に残されたのは未消化分の鹿児島ユナイテッドFC戦を含めて18試合。相手の強さに関係なく、勝利を必要とする状況がつづく。
 ただ京都サンガF.C.との戦いで問題点をはっきりさせ、攻守に改善した前節大宮アルディージャ戦で、強豪を相手にゲームをコントロールしきったからには、上位チームが相手であっても畏れる必要はなくなった。長崎にももちろん全力で勝ちに行く。
 
◆大竹洋平のラストパスを警戒せよ
 
 しかしもちろん、ここ10試合で5敗を喫し、10位という実力にふさわしくないとも思えるところにまで順位を下げ、波に乗り切れない長崎も、お尻に火がついている。危機感をみなぎらせ、まずはプレーオフ圏内に戻ろうとホームらしく攻撃的に向かってくることだろう。
 今シーズンの長崎は25試合のすべてで4-4-2を採用。北野誠監督は「堅くやっているなという印象です」と言うが、ブロックを敷いて固める、これはまさに手倉森誠監督が指揮を執っていたベガルタ仙台と同様の印象だろう。ただし、前節は相性のよくない3-4-2-1の愛媛FCに苦戦して4失点。4-4-2同士となる岐阜との戦いでは再び守備を整えてくるだろうが、綻びを見せたのは確かであり、つけいる隙はあると見る。
 攻撃面に眼を転じると、元日本代表の玉田圭司、ガンバ大阪から期限付き移籍の呉屋大翔の2トップが看板といえる。北野監督が警戒するべき選手として名前を挙げたのは大竹洋平。FC東京アカデミーが生んだレフティーの逸材で、

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