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FC岐阜にかける想い。己の変革を掲げる塚川孝輝【後藤勝のショートコラム】

 

このままではプロ選手として通用しない――そういう危機感を抱き、塚川孝輝は、己の向上を誓ってFC岐阜へと移籍してきた。


 先日、松本山雅FCの長島裕明コーチに短い時間ではあるが会う機会があり、立ち話となった。長島コーチが昨年末にFC岐阜での職を辞してから久しぶりだった。
 
“チョーさん”こと長島コーチは松本から岐阜へと送り出した塚川孝輝について「どうですか?」と訊ねてきた。いいプレーをして活躍をしている旨を端的に伝えると、長島コーチは、塚川がいかに逸材であるかを語ったあと「アイツは本能で動くプレーヤーだ」と言った。
 
 言われてみればピッチ上の塚川は行動が速い。ただその行動の速さが、観察力と判断力によるものなのか、野生の勘によるものなのかがわからない。長島コーチが言うように、塚川の本能がそうさせるのだろうか。
 
◆本能か、それとも予測か
 
 北西部運動公園を訪れ、長島コーチによる「本能で動く」評を伝えると、塚川はこう答えた。
「(第24節の京都サンガF.C.戦で)たとえば庄司(悦大)さんからボールを獲ったときも決して自分は考えてそうしたわけではないんですけど、

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