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後半の逆襲もあと1点及ばず。敵地でツエーゲン金沢に敗れ、残留圏との勝点差が7に開く【J2第28節レポート】

 

失点を反省した宮本航汰。次節、奮起を望みたい。 ©Kaz Photography/FC GIFU


 
 アウェーから勝点を持ち帰れず――。
 
 猛暑がつづく夏休みの8月17日、J2第28節に臨んだFC岐阜はツエーゲン金沢に1-2で敗れ、勝点を伸ばすことができなかった。敵地の石川県西部緑地公園陸上競技場に乗り込み、前半のうちに2点を先行される苦しい展開。後半11分にはライアン デ フリースのシュートを金沢ゴールキーパーの白井裕人に弾かれ、そのこぼれ球に反応した馬場賢治がさらにシュート。弱々しくも転がっていくボールに金沢の長谷川巧が追いすがるところ、竹田忠嗣が押し込む執念のゴールで1点差と迫った。
 しかし追撃ムードのまま試合が進んだ後半42分に甲斐健太郎が放った渾身の右足シュートも白井にパンチングで逃れられ、とうとう追加点がないまま試合終了。鹿児島ユナイテッドFCとFC町田ゼルビアがそれぞれ勝点を27に伸ばしたため、残留圏との勝点差は7に開いた。
 
◆2失点で崩れたゲームプラン
 
 キックオフと同時に、岐阜の選手たちは中央のエリアに己とボールを置き、金沢の守備をコンビネーションで崩していこうとする狙いを明らかにした。前節、ボールを運びにくい中央を嫌って外へと逃げた反省に基づき、得点するために選択した戦い方だった。ディフェンスも高い位置からプレッシャーをかけてボールを奪い一気に攻めようとするもの。守ろうとするのではなく、まず点を獲りに行こうとする強い気持ちが感じられた。
 だが、

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