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浮沈をかけた大一番。生き残るのは栃木SCか、それともFC岐阜か。希望をつなぐための戦いが長良川に待っている【J2第31節プレビュー】

 
 J2残留をかけた決戦の日がいよいよやってくる──。

 9月7日、22位のFC岐阜は岐阜メモリアルセンター長良川競技場でJ2第31節に臨み、21位の栃木SCに挑む。勝点差はわずかに1。岐阜が勝てば順位をひっくり返すことができる。それでも降格圏からの脱出とはいかないが、現在の岐阜にはその1勝がとても重要だ。

 北野誠監督はこう語った。
「大一番。ほんと大一番なので。上がっていくためには、いまは20位のチームは見られないですよね、ぼくらは。21位のチームを見るしかない。次に勝って、21位に上って、20位のチームを見たいと思います。まず栃木を見ないと」

「ほんとうの大一番」と語る北野誠監督。すべての叡智をこの一戦に注ぎ込む。

 岐阜にとってはほかの21チームすべてがリスペクトするべき対象だ。万全の準備をして立ち向かわなければならない。ましてや相手が栃木となれば、よりいっそうの警戒が必要になる。昨年はホームで引き分けたが、栃木グリーンスタジアムでは1-4のスコアで大敗を喫している。今シーズンの一巡目は山岸祐也のスーパーなゴールで引き分けたが試合そのものは圧されていた。岐阜は栃木のラッシュをかけてくるようなダイナミックなサッカーを苦手としている。そしてよりにもよって、栃木はどんどん前に向かってくるサッカーを前節から“復活”させた。これはリスクを負って勝点3を得るための策なのか、それとも岐阜対策なのか。いずれにしろ、岐阜にとっては芳しくない、分の悪い相手であることは間違いない。
 古巣相手に岐阜キラーぶりを発揮するヘニキ。類まれな決定力を誇る大黒将志。21位とは思えない難敵だ。だがたとえそうであったとしても、J2残留を諦めるわけにはいかない。

◆ダイナミックな攻撃と堅い守り

 残留争いの渦中に巻き込まれた栃木は

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