【サッカーパック人気4位】 【J2うぉっち】運命の終盤戦へ:J2優勝、自動昇格の行方を展望する

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「今後を占う試合」(竹田忠嗣)。栃木SCを迎え撃ついまこそ、すべてのFC岐阜ファン、サポーターが戦うとき。万民よ、決起せよ【無料公開/後藤勝コラム】

 

2015シーズン30節終了時の順位表
順位 チーム名 勝点 試合数 得点 失点 得失点差
18 京都サンガF.C. 33 30 35 43 -8
19 水戸ホーリーホック 31 30 28 33 -5
20 栃木SC 30 30 27 39 -12
21 大分トリニータ 26 30 28 38 -10
22 FC岐阜 26 29 27 53 -26

▲2015シーズンJ2第30節終了時点の順位表。FC岐阜はここから勝点17を積み上げ、勝点43でフィニッシュ。20位に順位を上げてJ2残留を果たした。21位の大分トリニータはJ2・J3入れ替え戦に敗れて降格。22位の栃木SCはJ3に自動降格した。未消化の鹿児島ユナイテッドFC戦を含めて13試合を残すこの2019シーズンも、まだ諦める時期ではない。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 21位の栃木SCに勝てば最下位からの脱出を果たすことになるJ2第31節を控え、今週はどのような動きをしてきたのか──と訊ねると、竹田忠嗣は「じつは昨日(4日)、選手だけで決起会をやったんですよ」と告白した。
「選手会長の小野悠斗が音頭をとって、ほんとうに大事な試合の前なので、と。昨日は大雨だったんですけど、いろいろな選手と話す機会を得たというか、みんなで飯を喰ったというのがいちばん重要なことだと思う。そういうことをしました」
 そして竹田はこうも言った。
「そういうやるべきことの準備はしっかりやれてきていると思う。結果がいいほうに行くことが一番ですけど、そのためのやるべき準備は一日一日しっかりできているんじゃないかと思います」

「今後を占う試合」と、栃木SCとの戦いを重視する竹田忠嗣。 ©FC GIFU

◆やるべきこと

 やるべきことはしてきている──という言葉から連想が広がる。FC岐阜はJ2で22位のチームだが、これまで何もしてきていないわけではない。

 歴史を振り返ると、たしかに結果は出ていない。そして毎年のようにJ2残留争いを経験している。褒めるわけにはいかない。それでも前進のための努力はしてきた。大型補強のあったラモス瑠偉元監督の約3年間でもチーム力の上積みを果たせないと見るや、ベースをつくりスタイルを構築するために大木武前監督を招聘した。そしてその試みが瓦解した今シーズンは、現実的に勝点を加えていくなかで自分たちにできることを探し、北野誠監督が持つ現代サッカーのメソッドを駆使して、再び積み上げを図っている。

 しかしその歩みも、J3に降格したら水泡に帰してしまう。その反対に、J2残留を果たしてその先に希望をつなげば、ここまでの蓄積、そして歴史は無駄にはならない。

 関塚隆監督の時代があり、風間八宏監督が種をまき、鬼木達監督が完成させた川崎フロンターレ。ミハイロ ペトロヴィッチ監督と森保一監督によって一時代を築きながら低迷し、城福浩監督で再びスタイルを築き上げようとするサンフレッチェ広島。J1残留を繰り返してステップアップを図り、ミハイロ ペトロヴィッチ監督によって上位へと脱皮しようとする北海道コンサドーレ札幌。J3に落ちてからの再出発で強豪への路を歩み始めたかに見える、片野坂知宏監督率いる大分トリニータ。ボールを握るのかそれとも堅守速攻なのか、行きつ戻りつ試行錯誤を繰り返し、長谷川健太監督の就任でようやく一定の戦い方に収束しそうなFC東京。長い伝統を誇りながら低迷を経て、アンジェ ポステコグルー監督によって超攻撃的なサッカーを自家薬籠中の物としつつある横浜F・マリノス。勝たなければ生き残れないと、ジーコイズムをもとに強化と変革を緩めない鹿島アントラーズ。どのチームも苦しみ、長い刻をかけて果実を実らせようとしている。一朝一夕には成果は上がらない。いつか王座を掴むまで、歯を食いしばって戦いつづけなければならない。

◆いまこそ後押しを

 うまくいかないからこそ改善する。
 以前に比べてこのチームがよくなったところは──とビクトルに訊ねると、答えはこうだった。
「まずディフェンス面において堅くコンパクトになったということはあると思います。ディフェンス以外の各ポジションの選手たちに成長しているところもあります。大木さんがやっていたときのコンビネーションプレーは少しなくなってしまったように思いますけど、自分たちの状況を考えると、いまの自分たちに必要なプレーができるようになったのではないかと思っています」
 失ったものもあるが、最適化したところもある。一進一退、全体としては少しずつマシになり、右肩上がりではないが、螺旋状に進化する。その繰り返しだ。攻撃的なサイドバックの柳澤亘は「4枚(4バック)を残してしっかり戦う」前節の戦い方に「あまり自分の特長を出せなかった」という感想を持ったが、反面、守備については「新しく入った當間(建文)さんとコミュニケーションをとってうまく守れた」という手応えを得た。

「ぼくたちは長崎に勝ったあと福岡と対戦しましたけれども、彼らは前回の対戦でぼくらに負けていたので勢いをもって(向かってきて、結果)大事な試合で負けてしまった。今回は琉球、栃木というチーム全体としてもポイントにしている試合ふたつのうちのひとつをまず勝てたので、そこはよかったんですけど、それをどう次の試合につなげるか。栃木はひとつ下の順位にいるぼくらに勝点はあげられないと強いパワーをもって今週準備していると思いますし、そういう強い気持ちで乗り込んでくると思う。戦術をやることはしっかりやりますけど、気持ちの部分ですかね、ボールに気持ちが伝わるところというか、そういう“入り”の部分で上回れるかという大事な試合だと思います。ほぼ今後を占う試合だと思うので、そこをどれくらいのメンタリティで臨めるか」(竹田)

 メンタルはパフォーマンスに大きく影響する。
 岐阜に移籍加入後、ここまでノーゴールの馬場賢治は「正直、ある試合で鬼のような決定機を外したときは、蹴る瞬間に『うわ、ちょっと外してしまうかも』みたいな気持ちがありました。(無得点は)自分自身で自信をもってプレーできていないことがたぶんいちばんの要因で、得点の感覚というより、一つひとつのプレーを取り組むうえで自信を持ってプレーできるか」と、己の弱さを真摯に見つめ、コンディションの向上を図ってきた。そして「けがを再発したくないとケアをしながら練習していましたけど、いまはハリもなくなってきた。週を追うごとに獲れそうだなという自信は上向いています」と言う。

 フィジカル、メンタル、技術、戦術が完璧な状態で試合に臨みたいところだが、常にそうできるとはかぎらない。だからこそ、ホームの声援がよりいっそう重要になる。

 栃木に勝つことで、残留のための希望が輝きを増す。J2に残留することで未来へとつながる。この試合では、FC岐阜を愛する人々すべての応援が欲しい。運命の一戦に、いまこそ後押しを。その声がかれるまで。

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