Jリーグ通算500試合達成寸前の前田遼一、対岡山の勝利に燃える【無料公開】
FC岐阜の前田遼一がJ2第32節のファジアーノ岡山戦に出場するとJリーグ通算500試合出場を達成することになる。J1で積み重ねた試合数は429。J2出場はジュビロ磐田在籍時代の2014年に37試合、今シーズンはここまで23試合。さらにFC東京在籍時にはFC東京U-23の一員として2017年に2試合、2018年に8試合、J3に出場している。これらを合わせるとカップ戦を除いて通算499試合となり、岡山との一戦で500試合目を迎えることになるのだ。
◆あくまでも通過点
コメントを求めると、前田はこう答えた。
「これを通過点にしたい、という想いが今は強いですね。いくらでも上には上がいるので、そういう人たちに少しでも追いつけるようにしたい」
東京に在籍していたときも通算ゴール数などの話題になると、大先輩の中山雅史、世代の近い佐藤寿人や大久保嘉人の存在もあり「上には上がいる」と言っていたが、そのときと変わらない口ぶりだった。歩みを止めず、現役の真っ最中――フレッシュな状態の前田遼一がそこにいる。
「節目かもしれないですけど、そういうことは気にせず次の試合に勝てるように――というところです」
自身が通過点を踏んだ、ということは頭の片隅に置きつつも、視線は今節のシティライトスタジアム、岡山へ。燃焼しつづける不惑間近のストライカーが、勝点奪取に全精力を注ぐ。
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