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いよいよ山場。中二日でつづく3連戦の初戦、町田との残留争いに全緑で臨む【J2第38節「FC町田ゼルビアvs.FC岐阜」プレビュー】

 

今週のトレーニングから、當間建文。 ©FC GIFU


 FC岐阜は10月27日にJ2第38節FC町田ゼルビア戦、30日に順延分の第23節鹿児島ユナイテッドFC戦、11月2日に第39節徳島ヴォルティス戦と、中二日で3試合を戦う。試合と試合の間でいかにリカバリーしながら戦術面の確認をするか、その準備がポイントになるだろう。
 30日の鹿児島戦で大幅なメンバーの入れ替えをするかどうかはわからない。一般的にターンオーバーというと、前述のスケジュールの場合、A→B→Aと、ミッドウイークの試合に出場するメンバーを入れ替えることによって一試合目のメンバーの出場間隔を一週間空けるという運用を指す。しかし試行錯誤がつづいていた7月のJ2第20節東京ヴェルディ戦、天皇杯2回戦ヴァンフォーレ甲府戦、第21節アビスパ福岡戦では、このパターンに当てはまらない運用がなされていた。ミッドウイークの天皇杯である程度先発する選手を入れ替えるところまでは定石どおりだったが、そこでPK戦にもつれ込む接戦を演じて手応えを掴んだメンバーと、一戦目でヴェルディと戦ったメンバーとのミックスで、福岡を相手に勝利を収めたのだ。川西翔太、甲斐健太郎、藤谷匠は3試合すべてに先発していた。
 今回も一試合ごとに先発が入れ替わる可能性があるが、それは体力面のみを考慮したものではなく、相手チーム対策を含めてその時点でのベストを選出するというものに過ぎないのではないか。いい結果が出ている場合は、体力的な疲労によるマイナスを勢いによるプラスが上回ることも考えられる。現時点で「誰」と決めつけることは難しい。第37節にエントリーした18人+αによる準備が求められる。
 
◆残る6試合の皮算用
 
 この連戦で勝点をいくつ積み上げるかは、岐阜が残留できるか否かに大きく影響する。J2自動昇格枠である2位争いはプレーオフ出場圏外の徳島、ファジアーノ岡山、ヴァンフォーレ甲府にまでまたがり8チームによる熾烈な争いになっている。モチベーションの高い徳島が残り6試合のなかで最強の相手となることを考えると、町田と鹿児島に勝ち、6ポイントを加えたいところだ。
 ここで、町田、鹿児島、栃木SC、岐阜の、残りの対戦相手をまとめた以下の表を見ていただきたい。

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