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川西翔太と前田遼一がキャンプ初得点! トータル2-0の勝利で練習試合シリーズを始める【宮崎キャンプ】

 

1本目に川西翔太が対外試合初ゴール。昨シーズンのチーム内得点王らしい精度を見せた。

チームとしての2点目は前田遼一。やはり昨年の実績はダテではない。

タテに走り切る動きを厭わない橋本和。左サイドで相手に睨みを効かせる重鎮の加入が頼もしい。

高崎寛之はもちろん3トップの中央でプレー。まだ本調子ではないようだが、空中戦や競り合いに挑む姿勢ははっきりしていた。

戦術ボードで熱く語るゼムノビッチ ズドラブコ監督。

 2月4日、FC岐阜は宮崎県総合運動公園ラグビー場でホンダロックSCを相手に40分×3本の練習試合をおこない、2-0の勝利を収めた。スコアは1-0、0-0、1-0。1本目は26分、中島賢星のシュートを相手ゴールキーパーに弾かれたところ、高崎寛之がさらにシュート、このコースを川西翔太が変え、コロコロと転がったボールがゴールイン。また3本目には、永島悠史の強烈なシュートがあったその2分後、前田遼一が冷静にグラウンダーのシュートを決め、追加点を挙げた。次の練習試合は8日におこなわれ、高城運動公園で栃木SCと対戦する。

◆未成熟な状態

 宮崎県を代表する企業チームであるホンダロックSCは近年JFLでの成績が安定し、Honda FCやソニー仙台FCに次ぐ地位を築いている。ここまでの積み重ねもあり、この練習試合では岐阜よりもスムーズなコンビネーションを披露、特に1本目の10分から20分の間はゲームを完全に支配し、侮れない存在であることを示していた。しかしフィニッシュが決まらない。対する岐阜はコンビネーションがまだ未熟でフィジカルも度々当たり負けするほど出来上がっていない状態だが、個の質で上回り、昨年チーム内の得点上位者である川西と前田がしっかりと決めて勝利を呼び込んだ。ただ、それでもゼムノビッチ ズドラブコ監督が「チャンスはたくさんつくっているけど、最後のラストパス、シュートの精度が足りなかった」と振り返るように、多くのチャンスを逸したことは事実。この日、キッカーを務めたキム ホも「まだタイミングが合わない」と言っていた。フィジカルもまだ足りない。試合前にはゼムノビッチ監督が「球際で絶対負けないように」と告げたにもかかわらず、ボールを奪われ、倒される場面も目についた。開幕まであと一カ月ですり合わせるべきことは多い。

◆新しい選手、新しい布陣

 全28人のうち最後に加入したキム ホは

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