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最後にやってきた韓国よりの使者キム ホ「チャンスをつくるプレーが自分にとってはいいプレー」【新加入選手インタビュー/無料公開】

 

本職は中盤ながら、練習試合ではウイングで起用されるケースが多かった。


 新体制発表が終わったあと、アンダー代表や大学選抜のキャリアを引っさげて韓国からやってきたミッドフィールダーがキム ホだった。
 詳細がよくわからないなか、宮崎キャンプのスタートで起用されたポジションはなんとウイング。いきなりコーナーキックのキッカーを任されていた。守備的な選手ではなく、攻撃のセンスを感じさせるタレントであるようだが、本来得意とするポジションはどこなのだろうか。
 プレーヤー像を明確にするべく、基礎的な質問を心がけたファーストインタビュー。通訳は、自身のインタビューを終えたばかりのパク ソンスにそのまま残ってもらい、お願いした。
 
◆日本のサッカーは攻守の切り換えが速い
 
――いちばん最後に加入したにもかかわらず、最初の練習試合から機能していましたね。新しい環境になじむのは早いほうなのですか?
キム ホ 外から見ての感想と自分自身が感じることとでは当然異なるところがあるとは思いますが、外でご覧になっている方からチームになじんでいるように映ったということは、うれしく思います。パク ソンス選手やハム ヨンジュン選手がサポートしてくれて、いろいろなことを教えてくれて、なじむことが早くなったとは言えると思います。でも、自分のなかではまだ慣れていないと思いますし、ぼくがやりたいサッカーを実践するというところまでは行っていないので、もっと早く慣れて監督が求めるプレーに合わせられるようになりたいです。
 
――年齢もポジションもちがいますけど、同じ国籍の仲間がいることは心強いですか?
キム ホ ハム選手とは小学校で一年くらいいっしょにプレーしたことがあります。パク選手とは今回初めて会ったんですけど、同じ言葉でコミュニケーションがとれますし……やはりコミュニケーションがいちばん重要なので、その点、心強いのは確かですね。
 
――大学までのキャリアで日本に来たことはありますか?
キム ホ 大学の試合で四回くらい日本に来たことがあります。去年の12月は早稲田大学と試合をしました。そのほかデンソーカップやユニバーシアード代表同士の試合などでしばしば来ていますね。
 
――そうするとFC岐阜に来る以前から、日本のサッカーはだいたいどういうものか、わかっていたのでしょうか。
キム ホ 韓国とはちがってパスワークやボールコントロールが細かいと感じていましたし、攻守の切り換えがすごく速いなという印象がありました。
 
――そういうスタイルの差は理解したうえで、ただFC岐阜はJ3に降格してきたチームですよね。レベルがわかりにくい状態で不安はなかったのでしょうか?
キム ホ レベルとか技術とかは関係なく、どこのチームでも学ぶことはありますし、カテゴリーがJ3であってもそういうことには関係なく自分を成長させるために学び、がんばっていきたいと思います。
 
――練習試合ではウイングと中盤のポジションでプレーしていますが、本来得意なポジションはどこですか?
キム ホ 得意なポジションはインサイドハーフです。二回目の練習試合で、交替で入ったところですね。攻撃的なミッドフィールダーが得意です。でも、監督がどこで使ってくれるにしても、試合に出られるのであればどのポジションでも自分の武器を見せられるようでなくてはいけないと思います。
 
――ウイングが本職なのかと思うくらいのプレーぶりでした。
キム ホ ウイングはそれほど経験はないんですけれども、何回かはやったことがあるので、どうすればいいかはある程度わかっているつもりです。様になっていたのはそのおかげかと思います。
 
――コーナーキックも蹴っているじゃないですか。やはりテクニックに自信があり、得点のチャンスをつくるのが好きなんですか?
キム ホ 点を獲ることもいいですけど、アシストのほうが好きですね。味方にチャンスをつくってあげるプレーが、自分にとってはいいプレーだと思っています。
 
――高崎寛之や川西翔太など前線のタレントからどんな刺激を受けていますか。
キム ホ そうですね、いっしょにやってみてすごく努力の形跡がうかがえる選手だと思いますし、みなさんのいいところを学んで早くいっしょにいいプレーをしたいという気持ちになりました。
 
――ところでコーナーキックのときに手で合図をしているようなのですが、あれは?
キム ホ 大学では――というか韓国では、手を下げる動作が「スタートしてください」というサインなんですね。それで手を下げていたんですけど、意図がうまく通じていなくて。まだ開幕まで時間がありますし、そういう細かいところを仲間と合わせていきたいと思います。
 

同じ日にインタビュー取材したパク ソンス、キム ホのふたりに並んでもらっての撮影。


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