J1名古屋グランパスを相手にほぼ互角の戦い。攻守に進歩のあとを見せ、課題を明確化させたFC岐阜【マッチレポート】
6月20日、FC岐阜は岐阜メモリアルセンター長良川競技場で名古屋グランパスと45分×3本の練習試合をおこない、0-1で敗れた。ただし失点は2本目の最終盤にPKを与えたもので、そのほかの危険な場面はバックパスをマテウスに蹴り込まれそうになった1本目の18分など数えるほど。調整が遅れている名古屋が相手だったとはいえ、大敗を喫したジュビロ磐田戦からの立て直しに成功しつつあると印象づけるゲームだった。
◆あかるい材料である堅守の実現
遡ること三日前の17日、磐田に0-5で敗れたとは思えないシュアな守備で試合を破綻させなかった。力量差で押し込まれる場面が多かったとはいえ、互角に近いところで勝負になっていた。
磐田戦後、集中的に守備の確認をした。この成果があらわれた。攻撃面で目立った川西翔太が「(収穫は)きょうに関しては守備。狙って前で獲れた部分もありました。押し込まれることも多かったんですけど、そのなかでチームとしてがまん強く守れました」と言うように、失点の不安は漂わず、むしろPKによる1失点が意外に思える内容だった。
相手のボールホルダーに対して誰かが防ぎに向かいはするものの、
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