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ゼムノビッチ監督「開幕に勝ってもそのあと負けたら意味がない」高崎寛之「入り方はとても重要になってくると思います」【6月25日練習後囲み取材~J3第1節「FC岐阜vs.FC今治」Preview】

 

「雰囲気が重くなっても目標に向かっているのであれば問題はない」と語る副キャプテンの高崎寛之。


 本日6月25日の非公開練習後、ゼムノビッチ ズドラブコ監督と副キャプテンの9番高崎寛之がWeb囲み取材に応じた。この内容をベースに、明後日に迫ったJ3第1節FC今治戦を展望する。
 
◆今治の強さ、優勝の目安
 
 岐阜メモリアルセンター長良川競技場で相対するFC今治は昨シーズンJFLで3位に入り、J3加盟を果たした。ただ、ダントツで強かったわけではない。1位のHonda FCが勝点63、2位のソニー仙台FCが勝点55であるのに対し、今治は51。上との差が開いている。
 さらに気になるのは引き分けの数だ。16チーム2回戦制の全30試合で13勝12分5敗。敗戦数が少なく上位には入るが、タイトルを狙うには不十分だった。この特長は昨年18チーム制のカテゴリーであるJ1とJ3の4位チームと共通のもの。J1で4位の川崎フロンターレは16勝12分6敗、J3で4位のカターレ富山は16勝10分8敗。引き分けの多さが災いして優勝争いに加われなかったのではないか。手強くはあっても、負けていい相手ではない。
 
 J1とJ3の優勝チームである横浜F・マリノスとギラヴァンツ北九州の成績を見ると、勝点はいずれも66以上で、勝利数はリーグ最多。とにかく勝点3を積み上げていかないといけないことがわかる。
 一方、2位のFC東京とザスパクサツ群馬、3位の鹿島アントラーズと藤枝MYFCの勝点はそれぞれ64、63、63、63とほぼ同じ。つまり勝点60台前半ではリーグ優勝のタイトルに手が届かない。引き分けがいっさいなかったとして22勝分の勝点が66であり、実際には引き分けの試合が出現することを考えても、少なくとも18勝は必要だろう。半分以上の試合に勝つこと。これが目安になる。
 
 自分たちよりも序列が下のチームをホームに迎えるとなれば、3ポイント獲得は必須になってくる。勝てるかどうかわからない強敵との対戦よりも心理的圧力が高まりかねない状況だけに、精神面のコントロールも重要だ。
 
◆互いに活かし合う、高崎寛之とその周囲
 
 以上を踏まえて囲み取材の発言を追っていこう。
 まずゼムノビッチ監督は今治の印象を次のように語った。

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