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前田遼一が攻守に牽引、永島悠史決勝弾! 後半のロングカウンター大作戦で首位ロアッソ熊本撃破完了!! 永島「しんどいけど運動量は妥協したくない」【J3第5節「FC岐阜vs.ロアッソ熊本」マッチレポート】

 

待ちに待った瞬間。永島悠史の一発が激闘に終止符を打った。©Kaz Photography/FC GIFU


 無敗で首位を走る大木サッカーに土をつけた1勝──。
 7月19日、FC岐阜は岐阜メモリアルセンター長良川競技場でJ3第5節に臨み、ロアッソ熊本と対戦。1-0の勝利を収めた。ともに大雨の害に遭遇した被災地同士。試合前、FC岐阜のゴール裏には、双方のチームカラーである赤と緑を用い「阿蘇山のように心強く!苦難に立ち向かう者に光を」と記された横断幕が掲出された。加えて熊本の指揮官は昨シーズンまで岐阜に在籍していた大木武監督。因縁浅からぬふたつのクラブが、コロナを警戒しつつ蒸し暑さが増してきたスタジアムで激突。緊迫した攻防ののち、結末は後半44分、永島悠史のゴールによってもたらされた。「みなさんの応援が背中を押してくれました」。新しいかたちの応援にこめられた気持ちが、貴重な勝利を呼び込んだ。
 
◆終盤の猛攻が実る
 
 ブラウブリッツ秋田とともに4連勝。ここまで圧倒的な強さを見せていた熊本が、大きく立ちはだかる壁となった。勝点5の岐阜が敗れると、差は10ポイントに拡がってしまう。その反対にもし勝てば、一気に4差。かつての指揮官が率いる現時点での最強軍団に挑む厳しいシチュエーション。長良川は熱く燃え上がった。
 前半は熊本が圧倒的にゲームを支配した。シュートを決めやすいゴール幅のゴールエリアまたはその手前のバイタルエリアを狙い、進入してくる。だがそれをわかっている岐阜の選手たちは、相手のドリブルや連動したパスワークに振り回されながらも穴を開けないよう必死に堪えた。もう少しテンポや間合いを工夫され、守備の選手が外されてしまったら岐阜の失点は免れないところだったが、大木監督は

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