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この段階でこの成績ならまだ一年でのJ2復帰を諦めなくていいぞ、というデータを掘り起こしてみました【後藤勝コラム】

 
 前節の引き分けで如実に危機感が高まってきましたが、ここで一度落ち着き、過去の昇降格について整理してみましょう。
 
◆一年でのJ2復帰は難事業
 
 まずよくないデータからお知らせしなければなりません。
 J2からJ3に降格し、一年でJ2に復帰したチームは、過去に大分トリニータだけです。
 
 J3が開設された2014シーズンは前年度J2最下位のガイナーレ鳥取が降格してきて4位。鳥取は以後ずっとJ3で、この年優勝と昇格を果たしたのはそれまでJFLのチームだったツエーゲン金沢でした。
 以降の昇降格を以下のようにまとめてみました。2017シーズンはブラウブリッツ秋田が1位でしたが、J2クラブライセンスを取得出来ず、昇格はしていません。
 
J3リーグ降格/昇格チーム(2014-2019)

年度始めJ3に降格 年度終わりJ2に昇格 降格チームの現在
2014 鳥取 金沢 J3
2015 富山 山口、町田 J3
2016 大分、栃木 大分 大分J1、
栃木J2
2017 北九州 栃木
(※秋田1位)
J2
2018 群馬 琉球、鹿児島 J2
2019 熊本、讃岐 北九州群馬 ともにJ3
2020 鹿児島、岐阜

 
 過去8チームが降格して1チームしかなしえていないことを考えると、一年でのJ2復帰はかなりの難事業であると言えます。
 この表から、あまりありがたくはないですがプラスの材料を見つけることもできますね。栃木SCとザスパクサツ群馬は2シーズン目、ギラヴァンツ北九州は3シーズン目にJ2再昇格を果たしています。三年以内には1/2の確率でJ2に戻ることが出来るわけです。

◆一年で戻るには?

 とはいえ、やはり一年でJ2に戻りたいですよね。ではそれを果たした大分がJ3第9節の時点で何位にいたか。これを見ると、少し心が洗われます。

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