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14位ながらホーム無敗、ここまで6ゴールのイスマイラを擁する福島ユナイテッドFCに、3戦未勝利のFC岐阜が仕掛ける「ストップ THE イスマイラ」とは【8月20日練習後囲み取材~J3第11節「福島ユナイテッドFCvs.FC岐阜」Preview】

 

精神的にも強く、何度でもシュートに挑む川西翔太。パートナーのポストプレーを使い、ゴールを狙いたい。 ©FC GIFU


 明日8月22日、FC岐阜は郡山西部サッカー場でJ3第11節に臨み、福島ユナイテッドFCと対戦する。現在の福島は14位に低迷しているが、ボールを支配する攻撃的なサッカーを好み、1トップに位置する身長188cmのナイジェリア籍フォワード、イスマイラが6ゴールをマークしているなど侮れない相手だ。
 特におそろしいデータは、ここまでホームで無敗だということ。5試合を戦い2勝3分け、直近では第9節でカマタマーレ讃岐から4点を奪い大勝している。歯車が噛み合えば下位チームとは言えなくなる。
 フォーメーションは4-1-4-1または4-4-2。アンカーシステムを採っているということはサイドハーフの位置によって4-3-3に見えたり4-5-1にも見えたりするということだが、いずれにしろ1トップまたは2トップのイスマイラとアンカーまたはボランチの橋本拓門がキープレーヤーとなり背骨を通していることは間違いない。
 法政大学で大西遼太郎や紺野和也と同期だった橋本陸がサイドハーフを務める右サイドは、同学年であるサイドバックの前田椋介──2019年度のインカレ出場を果たした宮崎産業経営大学出身の22歳──とともに福島のストロングポイントとなっている。
 1試合平均で16本近いシュートを撃っているが、この数字を押し上げている一因はミドルシュートの多さにもあるだろう。ロアッソ熊本のようにパス数が700本台には到達しなくとも600本台に行くこともある福島がパスをつなぐ志向を有していることは確かだが、まだペナルティボックスまで到達してきていないからといって油断してはいけない。彼らはペナの内側だろうが外側だろうが、コースが空けばシュートを撃ってくる。リーグ平均よりも多いパスはそのシュートの機会をうかがうための手段にすぎない。
 
◆福島とこう戦う
 
 まず気象条件を確認すると、試合当日の郡山は

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