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4-1-2-3ですばやく攻めてくるヴァンラーレ八戸の勢いをどうあしらうか。時間帯によって戦い方を変え、敵地での3ポイントゲットを狙うFC岐阜【9月11日練習後囲み取材~J3第15節「ヴァンラーレ八戸vs.FC岐阜」Preview】

 

橋本和が上げるクロスの精度は高い。攻撃に転じたときにその技術を発揮出来るか。 ©FC GIFU


 明日9月13日、FC岐阜はプライフーズスタジアムでJ3第15節に臨み、ヴァンラーレ八戸と対戦する。
 アウェー3連戦の最後に待ち受ける、今回対戦する3チームのなかではもっとも上位のチーム。第9節でガイナーレ鳥取を撃破、つづく第10節でロアッソ熊本と引き分けているところから見ても警戒レベルを上げなければいけない難敵であることは言うまでもない。
 結果だけでなく、このチームがおそろしいと言えるのは、かつてJFL界の名将としてその名を轟かせた中口雅史監督が率いていること。現役時代はガンバ大阪でプレーしたキャリアを考えると、第13節でセレッソ大阪U-23に勝ったのも頷ける。指導者としては佐川大阪急便SCのあと、佐川東京と合併した佐川急便SC(のちにSAGAWA SHIGA FCに改名)でも監督を務めた。活動停止までリーグ優勝3回、最終年度の2012シーズンには天皇杯でヴィッセル神戸から勝利を収めている。その後MIOびわこ滋賀でも監督を務めているように、滋賀、京都、大阪の一帯では近隣のチーム間で人材の流動があり、この人脈が今シーズンの八戸に流れ込んでいる印象だ。中口監督がMIOへとやってくる前年の2015シーズンに同クラブでプレーしていた京都サンガF.C.アカデミー卒の國領一平が今季から八戸に加入。4-1-2-3の肝となるアンカーのポジションを務めている。ベンチとピッチそれぞれに存在する“頭脳”が司る八戸は手強い相手となるかもしれない。
 

ヴァンラーレ八戸の3トップと左サイドバックを警戒するゼムノビッチ ズドラブコ監督。©FC GIFU


 手足にあたる外側や前の人材も侮れない。ゼムノビッチ ズドラブコ監督は「前の3人にはスピードがあり、点を獲れる。背後をとるのは巧い」と、

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