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守攻一体。休まず連動しつづける力強いサッカーを実現、課題を克服し不調を脱する貴重な勝利【J3第15節「ヴァンラーレ八戸vs.FC岐阜」マッチレポート】

 

先制ゴールを挙げ、クオリティの高さを示した橋本和。闘志がみなぎっていた。 ©FC GIFU


 アウェー3連戦の最後となるJ3第15節ヴァンラーレ八戸戦は3-0の完勝──。
 9月13日、プライフーズスタジアムに乗り込んだFC岐阜は激しい守備で八戸のパスワークを封じ、無失点の勝利を収めた。攻めてはセットプレーからのヒールキックでのシュート、カウンターからのコンビネーションによる崩し、サイドからのクロスに入り込んでのヘディングと、異なるパターンで3得点。このところの不調からは考えられない出来。短い期間で八戸への対策を徹底しながら、課題を克服した結果だった。
 二日前の時点では、ゼムノビッチ ズドラブコ監督は下がりすぎずしかし守備的に試合に入り、時間帯によっては前がかりになるものの疲労を考慮して前からプレッシャーをかける量を出来るだけ少なくするかのような口ぶりだった。しかし実際の試合では、確かに基本的には後方で構えようとするものの、前からプレッシャーをかけに行く場面が多く、これがボール支配を志向する八戸の動きを止めていた。そして前から行く守備から後方で構える守備への移行はスムーズで、時間帯というよりは状況に応じて切り換えられていた。
 

橋本の反対側では柳澤亘が奮闘。©FC GIFU


 公式記録では会場の気温は18.1℃。30℃台の岐阜市との差は大きく、

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