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戦術的優位もディテールのミスや試合運びの拙さでふいに。上位のAC長野パルセイロを相手に痛い敗戦【J3第16節「FC岐阜vs.AC長野パルセイロ」マッチレポート】

 

試合後の会見での竹田忠嗣。


 9月19日、FC岐阜は岐阜メモリアルセンター長良川競技場でJ3第16節に臨み、AC長野パルセイロと対戦。0-2で敗れた。今節は2強のブラウブリッツ秋田とロアッソ熊本が揃って勝利。消化試合数が岐阜よりも1試合多い2位熊本とは勝点10差、岐阜が未消化の秋田戦に勝ったとしても7差となる。長野、そしてカターレ富山と、上位との対戦がつづくシルバーウィーク中の連戦の初っ端を落とした。昇格に必要な勝点が最低でも60台前半だとすると、未消化分の秋田戦と次節富山戦に勝って17試合での31ポイントはマストだ。
 長野戦に関しては局面のディテールと試合運びの問題があり、これらは従来の戦い方のなかで改善していく部分だが、試合数が残り約半分となり、得点を増やして勝っていかなければいけない状況で、戦略の次元ではメンバーや戦い方の再考も避けられない。まずは眼の前の富山戦にいかにして勝つかに傾注しつつ、リーグ自体をいかにして勝つか、修正した戦略を急いで練り上げる必要がある。
 
◆嵌まらなかった前半、勢いをつけながら拙かった後半
 
 比較的小柄できびきびと動き、短い距離のスプリントに特長がありそうな長野。体格がよく長い距離を走る岐阜。ウォーミングアップを見てもわかるフィジカルの個性が反映されたかのような前半の戦いぶりだった。
 
 前からのプレスが弱めの岐阜に対し、長野は

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