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スタイルを築けなかった前半戦。そして勝負弱さを抱え、未熟なまま終わった一年【シーズン総括第2弾】

 
 2020シーズン最後の試合となったJ3第34節ガンバ大阪U-23戦のあとの記者会見で、仲田建二監督は冒頭の試合総括コメントをこう締めくくった。
 
「9点差で勝てばというかすかな望みに賭けてきたが勝つことも出来ず、責任を感じるとともに、残念に思います」
 
 J2昇格を果たせなかっただけでなく、最終順位は6位。2位争いのダンゴ集団を抜け出すことはついに出来なかった。なぜこうなったのか。

 
◆仲田監督の努力も一定程度の改善に留まる
 

 1試合辺りの得点数、失点数、勝点はゼムノビッチ ズドラブコ前監督時代の15試合と、仲田監督の19試合とでほとんど同じ。無失点試合の数も、それぞれ6試合。数字は一年を通じてほとんど変わりがなかった。もちろん試合運びや試合内容の差といった数字にあらわれにくい部分はこの結果からはわからないし、第12節ブラウブリッツ秋田戦での5失点を除けば印象もだいぶ変わってくるが、二巡目で無敗を誇ったSC相模原のような極端な変身は出来なかったと言っていい。
 

第17節のカターレ富山戦で仲田建二ヘッドコーチが指揮を執り、次節から新監督に就任。19試合を率いた。 ©FC GIFU


 それでも選手には、

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