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45分間の全力疾走で貢献したキムホと生地慶充を讃えよう。苦境を乗り越えたFC岐阜、一丸となってJ3屈指の強豪カターレ富山に挑む【J3第6節「カターレ富山vs.FC岐阜」Preview】

 

殊勲のふたりについて優しい表情で語る中島賢星。


 
 2週間の活動休止後、わずか5日間の準備で臨んだ順延分のJ3第4節ガイナーレ鳥取戦は、無失点の勝利というこれ以上ない結果に終わった。そしてその3ポイントの陰には、交代選手のコンディションを考慮し、0-0の状態から後半を始めるために、前半の45分間を守備に専念して走りきったキム ホと生地慶充の尊い犠牲があった。
 キム ホにとってはこれがJリーグデビュー戦。生地も大学一年生のとき古巣のFC東京U-23を助けるべく特別指定でプレーして以来のJ3出場だった。本来ならば攻撃の技術を発揮して華々しい活躍をしたいはず。しかしその気持ちは封印した。現在の岐阜の強さをどう思うかと訊ねると、中島賢星は誰が出ても活躍出来るチーム力によるものだと答えつつ、優しい笑みを浮かべ、彼らふたりについて話し始めた。
「キムは初出場、生地は久々の出場でしたけどふたりとも自分をアピールしたいこともたくさんあるなかで、まずチームが勝つためにというところを考えてそれをピッチで表現してくれた。(チームメイトは彼らを認めている?)認めない要素がないですよね、いまの状況において……そういう姿を観て自分もチームのためにやらなきゃ、と思う選手も少なからずいたはずです。出たふたりにとっても、出なかったほかの選手にとっても、ひとつのきっかけとなった試合じゃないかと思っています」
 
◆チームが一体になっていると感じた安間監督による、彼らへの賛辞
 
 安間貴義監督もふたりへの称賛を惜しまなかった。

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