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前回ホームでの敗戦をきっかけに腰が定まってきたFC岐阜。今週も成長の跡を残し、上位相手の勝利を掴む【J3第11節「FC岐阜vs.テゲバジャーロ宮崎」Match Review】

 

©Kaz Photography/FC GIFU


■明治安田生命J3リーグ第11節
 
6月12日(土)15:00キックオフ
岐阜メモリアルセンター長良川競技場(岐阜)/入場者3,525人
FC岐阜 3 – 1 テゲバジャーロ宮崎
【得点者】舩津徹也(21分)、川西翔太(23分、64分)、藤岡浩介(宮崎、45分+3)
【岐阜先発/3-4-2-1】GK:桐畑和繁/3CB(RtoL):藤谷匠、甲斐健太郎、三ッ田啓希/WG(R):舩津徹也/2CH(RtoL):大西遼太郎、中島賢星/WG(L):橋本和/2IF(RtoL):柏木陽介、吉濱遼平/CF:川西翔太<GK=ゴールキーパー、CB=センターバック、WG=ウイング、CH=センターハーフ、IF=インサイドフォワード、CF=センターフォワード>
 
◆相手への対策と自分たちの成長
 

©Kaz Photography/FC GIFU


 つなぐ傾向はあるが、徹底的につなぎ倒すというほどではない。そしてゴールシーンだけを見ればテクニカルな志向を持つチームに映るが、運ぶ段階では、実際にはゴールキーパーやセンターバック、あるいは左サイドバックの大熊健太から長いボールを入れてくることも多い。相手陣内でつないでいるときに奪われたら“即時奪回”をめざすが、不発となるとブロックの守備へと移行する。そしてそのブロックは完璧ではなく、隙がある。安間貴義監督はテゲバジャーロ宮崎を丸裸にしてこの日を迎えた。警戒していた大熊と藤岡浩介のコンビによってセットプレーから1失点を喫したが、もし対策を講じていなければもっと失点は増えていたかもしれない。J3参入初年度の今年、宮崎がここまで研究されたことはなかっただろう。FC岐阜は対策とともに、ここまでのチームづくりの成果を示し、3-1の勝利をもぎ獲った。

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