前後半で大きく様相が変わった長野Uの一戦は、構造上の弱点と個の弱点が露呈しての逆転負け【J3第14節「AC長野パルセイロ vs. FC岐阜」Match Review】
■明治安田生命J3リーグ第14節
7月4日(日)19:00キックオフ
長野Uスタジアム(長野)/入場者3,086人
AC長野パルセイロ 2 – 1 FC岐阜
【得点者】中島賢星(23分)、吉村弦(長野、65分)、坪川潤之(長野、83分)
【岐阜先発/3-1-4-1-1】GK:桐畑和繁/3CB(RtoL):藤谷匠、甲斐健太郎、三ッ田啓希/WG(R):舩津徹也/AC:大西遼太郎/2IH(RtoL):吉濱遼平、中島賢星/WG(L):橋本和/ST:川西翔太/CF:山内寛史<GK=ゴールキーパー、CB=センターバック、WG=ウイング、AC=アンカー、IH=インサイドハーフ、ST=セカンドトップ、CF=センターフォワード>
◆前半45分間は岐阜がコントロール
昨シーズンに苦杯を舐めた長野Uでのナイトゲーム。岐阜はいつもの、後退時に5-3-2となる3-1-4-1-1で試合に臨んだ。高い位置でプレッシャーをかけ、自陣でボールを動かす相手のパスをインターセプトまたは直接保持者からボールを奪ってのショートカウンターを狙う長野に対し、その勢いを吸収しようと5バック状の最終ラインを軸に守る岐阜。シンプルに大きく蹴ることでプレス網を回避すると、長野はショートカウンターを諦め、パスをつないで岐阜陣内深くに運ぶしかなくなる。そこで岐阜はカウンターを仕掛けて長野陣内へと攻め込む──というサイクルが成立。前半45分間に関しては岐阜がゲームをコントロールしていた。
(残り 3022文字/全文: 3811文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ