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最終ラインからのビルドアップでFC岐阜のサッカーはどう変わるか【再開初戦に向けて③】

 

J3規格ではないことを示したい、と桐畑和繁。

 ハーフウェーラインを越したところからペナルティエリアに7秒以内に3人のコンビネーションで進入する回数はリーグ1位。このフィニッシュの前の段階につなげるビルドアップの質を改善することが、夏の課題のひとつだった。最終ラインの選手たちはどうするべきなのか。最後方からピッチを見渡す桐畑和繁の視点で探っていく。

◆岐阜はJ3規格ではないということを示す

 安間貴義監督は、攻撃的な選手が3バックの端に入った場合と、専門職のセンターバックが入った場合とで組み立てにもちがいがあると説明した。前者の場合はシャドーやワイドにボールを当て、その間に追い越して敵陣でクロスを上げるところまで行く。後者の場合は後方からパスをつけ、戻ってきたボールを受けるなどのサポートをする。そうなると、相手陣内での数的優位の作り方も変わってくる。また前に攻め上がっていくかいかないかで、最終ラインの中央に入る甲斐健太郎との距離も変わってくる。全体のバランスを考えて人選をしていかなくてはならないということだった。

 この基本的な構図のもと、夏の間はどのように最終ラインからのビルドアップを改善しようとしてきたのだろうか。桐畑はこう振り返る。

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