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勝つための試合運びで変身途上の讃岐を相手に3ポイントをゲット【J3第18節Match Review】

 

 
 戦術を浸透、遂行して組織の力で勝つことも重要だが、個の力をいかんなく発揮して勝つことも重要。カマタマーレ讃岐に勝った内容を観るかぎり、今節のFC岐阜は、ギラヴァンツ北九州に敗れたあとの一週間で個の力を存分に出せる状態に整ったように映る。横山雄次監督のマネジメント力と選手たちの自己実現能力の賜物だろう。
 
 この点について横山監督はこう語っていた。
「戦術の狙いはいろいろあるのですが、(ピッチ上で実行するべき)プライオリティは眼の前の相手にやられないとか相手を上回る、相手より走ることが大事だということも同時に話をしていて、その点、今日は選手の意地が見えてそれが得点に結びついたところもあったと思います。シンプルな攻撃でしたけれども、それで得点まで行けたのは選手の気持ち、がんばりがあったから」
 
 1位、2位の背中が遠のく3連敗を喫したあと、その連敗を止める勝利を収めることは決して簡単ではない。目標をまずはひとつ勝つことに切り替え、マインドをセットし直したチーム状態が勝利の遠因となった。そして、こうして勝ち星を積み重ねることでやがて上位のしっぽは見えてくる。勇気が湧き出て今後につながる1勝だった。
 
◆部分的には讃岐が上回っていたが……
 

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