「football fukuoka」中倉一志

自分なりのキャプテン像を(城後 寿)

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内容:練習終了後の共同囲み会見
日時:2015年1月31日(土)
場所:生目の杜陸上競技場

◎城後 寿;
Q:今日から宮崎キャンプが始まります。今の心境を教えてください。
「楽しかったです。いつもとは違う環境でやれましたし、こうやって、また宮崎でキャンプを張れることを嬉しく思います。宮崎の方たちが暖かく迎え入れてくれたことについても感謝したいなと思います。今日は朝早くから移動してきたので、少しきついですけれども、すぐに試合があるので、それに向けていい準備が出来たらなと思います」

Q:監督からキャプテンに指名されましたが、その点については、どのようにお考えでしょうか?
「監督からやって欲しいということでした。自分にはこれといったキャプテンシーはありませんし、言葉でチームをまとめることも出来ませんが、自分にしか出来ないこともあると思うので、チームのために、自分が出来ることを全うしたいと思っています。チームがいい方向に向かうように、そして、最後にJ1昇格という形で終われるように、どんな形でもいいので、チームをまとめていきたいと思います」

Q:監督から指名された時は、どんなお気持ちでしたか?
「僕がどういう人間なのかというのは監督が分かってくれていましたし、もともと喋りが得意な方でもなければ、特別なキャプテンシーがあるわけではありませんが、キャプテンは、それだけが仕事ではないとおっしゃられていたので、僕に出来ることをひとつずつ探しながらやりたいと思います」

Q:どのようにしてチームを引っ張っていきたいですか?
「引っ張るというか、引っ張られる選手というのも困るので、自分1人、1人が、そういう想いを持ってやれば僕も何もすることはないと思いますし、僕も特別なことをやろうとは思っていません。1人、1人が自分がキャプテンだという想いがあれば、チームはいい方向に向いていけると思うので、みんなが、そういう意識を持ってやれたらいいなと思います」

Q:去年はゲームキャプテンを務めました。そのことで自分の中で変わったことはありましたか?
「キャプテンマークを巻くことによって、より一層、責任感や覚悟が増すと思いますし、それは自分にとってもプラスに働くことだと思います。先頭に立って何かをやるようなタイプではありませんが、若い選手たちを背中で引っ張っていけるようなキャプテン像を作っていければなと思います。たとえて言えば、アントラーズの小笠原選手などは背中で語れるキャプテン像だと思います。自分も、もとはボランチをやっていましたから、いろいろと勉強になるプレーヤーだと思いますし、苦しい時にファイトしてチームを鼓舞することも出来る選手だと感じています。僕には真似は出来ないと思いますが、少しでも近づけるようにやりたいです」

Q:その鹿島とは4日にスカパーカップで対戦します。
「去年も対戦しましたし、強いチームと今年も出来るのはありがたいことですし、学ぶところもたくさんあると思います。その反面、鹿島も同じJリーグのチームなので、そればかり求めてもプロとしてどうかというところもあめので、勝利を求めてプレーしたいと思います。そして、2週間弱のキャンプですけれども、チームとして、いろんな連携のところで少しずれがあるので、そういった所を修正しながら詰めていきたいですね」

Q:新体制になって2週間が経ちました。チームの雰囲気はいかがでしょうか?
「悪くはないですけれども、例年に比べると、僕も含めて、おとなしいかなという感じがあります。まだ、みんな遠慮しているからだと思いますが、ここからどんどんポジション争いが激しくなり、よりアグレッシブになってくると思うので、特に問題だとは思っていません。むしろ、これからが楽しみです」

Q:最後に、キャンプの目標を教えてください。
「まずは開幕にいいコンディションで臨めるようにするということです。そして、キャンプ中はゲームも数多く組まれているので、勝ち癖をつけるためにも、しっかりと勝って、遠くからキャンプを見に来てくれるファン、サポーターの方々に楽しんで帰ってもらえるような、そんなキャンプにしたいと思っています」

【中倉一志=取材・構成・写真】
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