「football fukuoka」中倉一志

練習終了後の選手コメント(宮崎2日目)

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内容:練習終了後の個別取材
日時:2015年2月3日(火)
場所:生目の杜陸上競技場:

◎濱田水輝選手;
Q:いよいよキャンプが始まりました。個々までの手ごたえはいかがですか?
「まだ、アマチュア相手としか試合をしていないので、手応えというほどのものはありません。明日の試合で初めてJのチームとやるので、そこで課題がたくさん出るんじゃないかと思っていますけれど、却って、それが楽しみですね。自分たちのいまの課題を早く明確にしたいですし、福岡大学とやった時は守備は安定していたとは言え、大学生相手でしたから、Jのチーム相手にどれだけの守備が出来るのかを確かめたいですね。連携の部分では完璧には程遠いと思っているので、早く試合で確認したいという想いが強いですね」

Q:濱田選手は、ここまで、大きな声で最終ラインをコントロールしている姿が印象的です。
「ポジションが真ん中なので、必然的に声も大きくなるんですけれども、自分が動かすということもありますけれども、自分のチームの選手の特徴も段々分かってきましたから、選手が守りやすいように、そして自分も守りやすいようにと心掛けています」

Q:鹿島との試合で一番確認したいという部分はどこになりますか?
「ラインの上げ下げですね。監督はラインを上げてコンパクトに保てということを細かく指示していますから、ラインを上げる意識はそれなりに付いてきたと思いますが、ラインを上げた後に、相手が蹴るタイミングで下げる部分や、斜めに走ってくる選手に対して付いていく、あるいはマークを渡すということが、練習でもまだ上手く出来ていないなと感じる所が多いので、その辺りですね。あとは、どのくらいのラインの高さでやればチームとして一番安定するかについては、やはり試合をやってみないと分からないので、そこも確認したいところです。いまは、とりあえずコンパクトに保つことを優先させていますけれども、それだけがすべてではないので、状況によって何が守りやすいのかをチェックしたいです。いずれにせよ楽しみにしています」

Q:必要以上に結果を気にすることはないと思いますが、井原監督は練習試合でも負けたくないと言っています。
「常に勝つことは大切ですし、それは監督が強く意識しているところではあります。今の時期は、結果に対して必要以上にナーバスにならなくてもいいとは思いますが、それでも、1人、1人が戦うというところは、どういう状態であっても出来ることですから、そこはこだわっていきたいし、周りにも伝えていきたいと思います。今のチームには、その辺が少し足りないのかなと感じるので、コーチングや自分の姿勢が、いい意味でみんなの刺激になってくれればなと思っています」

◎神山 竜一選手;
Q:今年もキャンプが始まりました。
「そうですね、2日目ですけれども、こういう環境の中でやれるのは1年に1回ですし、監督、スタッフ、選手が代わった中でコミュニケーションを取るためには重要な機会なので、それも含めてしっかりとやっていきたいと思います」

Q:このキャンプでは守備の再構築が一番のテーマになりそうです。
「練習試合を2試合やったなかで、上手くいった部分もあれば、そうでない部分もあります。前からのボールの追い方は監督が細かく言っている部分ですが、次はJのクラブと試合をするので、試すにはいい機会だなと思います。しっかりとやりたいと思っています。縦に入れさせないというのは根本的なところですが、ボールの取り所をもっとハッキリさせなければいけないというところと、どこでプレスをはめるかというのを、試合を重ねる中で詰めていきたいと思います」

Q:チームは新しくなりましたが、雰囲気はいかがですか?
「みんな和気あいあいとやれていますし、そういった点では上手くいっていいるのではないかと思います。このキャンプでは、チームとして80%位の状態に持っていければいいと思いますが、戦術面以外のところでも、選手それぞれのコンディションを試合に近づけられるようにやっていかなければいけないので、しっかりと取り組んでいきたいと思います」

亀川諒史選手;
Q:明日(2/4)は、早速スカパーカップがあります。
「始動してから2週間ちょっと経って、練習試合も2試合やりましたけれども、その中で、連携も徐々に良くなっているなというのはあります。けれど、練習と試合では連携の取り方も代わってくると思いますし、そういう意味では、意味のある試合ではないかと思っています」

Q:守備組織の方は、中へ入れさせないという点では少しずつ良くなっているようです。
「ボールを回させているというのはあると思うんですけれども、チームの中で、取り所があまりハッキリしていないというのを感じています。そこを突き詰めていければいいんじゃないかなと思っています」

Q:鹿島戦はチーム戦術の理解度を上げる試合ですが、個人として何が出来るかをアピールする試合でもあります。
「相手はJ1の上位チームですから、そういう意味では、自分もすごく楽しみにしています。個々の能力が高いのは分かっていますけれども、その中でも1対1で負けたくないという気持ちがあります。守備のところの粘り強さが自分の持ち味でもありますし、奪った瞬間に前に出ていく走力というところは、必ず見せたいと思っています」

【中倉一志=取材・構成・写真】
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