「football fukuoka」中倉一志

大事な3連戦を前に(阿部 巧)

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内容:練習後の単独取材
日時:2015年6月9日(火)
場所:雁の巣球技場

◎阿部 巧選手;
Q:今のチームをどのように見ていますか?
「2連敗はしましたけれど、前節の徳島戦では、しっかりと勝ちにもっていけましたし、チームの順位として、上位を狙える位置に付けているのは、いい結果だと思います。6月は、千葉、金沢、長崎と上位陣との連戦を迎えますが、この直接対決に勝つことによってチームの勢いも増すと思いますし、そして何よりも、自分たちの自信になると考えています。ここまで、まずまずの勝点を積み重ねられていますが、6月の戦いを勝つことによって、さらに、チームにプラスの力が働くはずです。しかも、上位陣との直接対決で取る勝点3は、相手から勝点を奪い、逆に自分たちは勝点を積み上げられるので、3以上の価値がありますから、千葉から始まる上位陣との連戦で、どれだけ勝点をものに出来るか、それが非常に大事ですね」

Q:去年との比較で言えば、何が変わったのでしょうか?
「0で抑えられるゲームが増えたということが、ひとつあると思います。去年は0で終わらせることが、なかなか出来なかったので、チームにとっては大きな変化ですね。セットプレーに関しては、去年も、そこそこ点は取れていたと思いますが、去年は、セットプレーで得点しも、その後に追いつかれたり、逆転されたりというケースが多く、今年は、その1点をしっかりと守りきることが出来るようになったので、それがチームの勢いを増すという、いい方向に働いていると感じています。併せて、去年よりも確実に戦力が上がっているので、スタメン争いが激しくなり、その中で、全員が切磋琢磨し、試合に出た選手が結果を残しているということも、チームの雰囲気を良くしている理由のひとつだと思っています」

Q:そんな中で、阿部選手が試合で一番意識しているところを教えて下さい。
「まずは、監督から求められていることを、すべてやりきるというのが大前提です。その上で、チームのやり方にのっとりながら、自分の特長をプレーで表現することを心がけています。具体的に言えば、左サイドでのスプリントの回数を増やすことや、点に絡むプレーを多くすることなどです。現状に満足せず、もっと、もっと増やしていかなければいけないと思っています。そして、次節の千葉戦は、勝てばチームにとって大きな自信になる試合ですが、逆に言えば、千葉も必死でしょうし、千葉に勝たせるようなことがあれば、千葉が勢いに乗る試合でもありますから、そうはさせないように、しっかりと勝ちたいです」

【中倉一志=取材・文・写真】
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