「football fukuoka」中倉一志

J2第40節 vs群馬 選手コメント

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2015明治安田生命J2リーグ第40節
日時:2015年11月8日(日)19:04
会場:正田醤油スタジアム群馬/2,239人
結果:ザスパクサツ群馬0-4アビスパ福岡
得点:[福岡]濱田(45+1分)、酒井(69分)、ウェリントン(76分)、平井(90+4分)

濱田 水輝選手;
Q:7月以来のリーグ戦復帰です。まずは試合を振り返ってください。
「怪我をしてしまって、チームに貢献することが出来ていなかったので、久しぶりの試合で、なんとかチームを助けたいと思って試合に入りました。その結果、自分の点が勝利につながって嬉しく思います」

Q:チームに勢いを付ける先制点になりましたが、あのシーンを振り返っていただけますか?
「セットプレーからのゴールでしたが、セットプレーは、普段から時間を割いて練習していますし、いいボールが入ってきて、僕もいいタイミングで相手のマークを外しながら走り込めたので、いいゴールだったと思います」

Q:相手を無失点に抑えた守備面での貢献も大きかったと思います。
「個人的には前半の入りがあまり良くなくて、少し、冷静さに欠いてしまったところもありましたが、周りに助けられながら相手を封じることが出来たと思います。チームとしての守備の安定感は、ずっと継続して出来ていることで、今日は僕が入りましたけれど、周りとの連携も悪くなかったと思いますし、チーム全体として上手く守れたと思います」

Q:この大事な時期に自分のポジションに戻ってこれたというのも大きなことだったと思いますが、その辺りについて、ご自身は、どのように捉えていらっしゃいますか?
「怪我をしてずっと出られませんでしたが、必ず自分の力が必要になると信じて、ずっと練習に取り組んでいました。こうやって戻ってこれて、個人的にも嬉しく思いますし、チームメイトも受け入れてくれて、すごくやりやすいと感じています。チームが好調の中、自分も波に乗りたいと思っていたので、まずは復帰して、その試合で完封勝利を飾ることが出来て、嬉しく思います。ただ、あと2試合残っていますし、1戦、1戦、気を抜かずにやっていきたいと思っています」

Q:出られない時期は、どんな気持ちで準備していたのですか?
「自分が出なくてもチームの調子が良かったので、嬉しい半面、悔しい気持ちもありました。ただ、チームとしてJ1昇格を狙っているので、このまま、いい状態のチームに戻りたいなという気持ちで見ていましたし、練習にも取り組んでいました」

Q:戻ってくるのなら、この辺りという意識はあったのですか?
「時間がかかってしまいましたし、もっと早く戻ってきたかったですけれども、いつチャンスが来ても、いいパフォーマンスが出来るように準備していたので、いつ頃戻りたいということは意識せずにやっていました」

Q:天皇杯に出たことで、試合勘は取り戻せていたのでしょうか?
「そうですね。天皇杯は久しぶりの試合で、少し難しい試合でしたが、天皇杯の方が、今日よりも落ち着いてやれていた気がします。チームは勢いがあって状態もいいですし、5連勝していましたから、その中に自分が入ることで、天皇杯とは違った、いい意味でのプレッシャーを感じていました。そういうことも含めて、前半の入りは良くなかったのですが、自分が点を取れたことでほっとして、そのあとはいいプレーが出来るようになりましたし、それがチームの勝利につながって、嬉しく思います」

Q:入りは悪かったですけれども、落ち着きながらプレーして、気が付けば、こちらのリズムになっていて、そういった点で、チームの成長を感じる試合でもありました。
「そうですね。チーム全体で粘り強く守れていますし、最初の入りのところで危ないシーンを作られましたけれども、それでも失点にならないというのもチームの調子がいい証拠だと思います。そういう危ない時間帯を乗り越えて、自分たちのリズムに持ち直すことが出来ているのも、調子がいいだけではなく、チームが力を付けているということだと思います。いまのチームには、1人、1人がやるべきことをやれば結果が付いてくるという自信のようなものがありますが、残り2試合も、気を抜かずに、謙虚に、全力で取り組むだけです」

酒井 宣福選手;
Q:試合を振り返って
「相手も必死に来ていて、前半は厳しい試合を強いられましたし、簡単な試合ではなかったと思っています」

Q:追加点は、中村北斗選手のクロスに飛び込んだ見事なゴールでした。ゴールシーンを振り返っていただけますか?
「北斗くんが、いつも見ていてくれているのは分かっているので、信じて入って行ったら、しっかりいいボールを蹴ってくれたので、後は合わせるだけという感じでした」

Q:酒井選手ご自身は、4試合で3ゴールと好調です。その要因は何処にあるのでしょうか?
「周りのみんなが、自分がゴール前へ入っていくことを信じてくれているし、見ていてくれるので、味方が運んでくれたボールをゴールに入れようという気持ちは常に持っています。サボらず、走っている結果なのかなと思います」

Q:今日は前節とは違うフォーメーションで、ポジションも変わっていましたが、得点はもちろん、攻撃の起点になるシーンも多かったように思います。
「どのポジションでプレーしても、自分が求められていることは同じだと思うし、やることは変わらないと思いますが、もう少し、足下でボールを受けることが多く出来れば良かったかなと思います」

Q:残りは2試合。次節はホーム最終戦になります。意気込みを聞かせて下さい。
「対戦相手の愛媛はプレーオフ進出がかかっているので必死に来ると思うので、絶対に簡単な試合にはならないし、難しい試合になると思っています。自分たちはチャレンジャーだと思って、みんなで1から頑張りたいと思います」

ウェリントン選手;
Q:上位2チームが勝利したことを知った上での試合でしたが、どのような気持ちで臨んでいらっしゃったのですか?
「磐田との勝点差をキープしなければいけない試合でしたし、そういう意味では、私たちにとっては、非常に難しい試合でした。しかしながら、難しい時間帯をチームとして、しっかりと耐えて、私もゴールを決めて結果を残すことが出来たので、また1週間、落ち着いて準備することが出来ると思います」

Q:ゴール後のパフォーマンスも素晴らしいものでした。
「ブラジルにいた頃から、得点を決めた後は、ああいったパフォーマンスをしていましたし、ファンの方から、是非、やってくれと言われていたのでやりました。私自身は長い間ゴールをしていませんでしたし、群馬まで来てくれたサポーターのみなさんの前で決められたゴールだったので、祝福の意味も込めてのパフォーマンスでした」

Q:残りは2試合になりました。どのように戦っていきますか?
「まずは、私たちがいま続けていることを、残り2試合でも続けるということです。難しい試合になりますが、自分たちのプレーを表現することが大切です。もちろん、いまの結果にも、私たちがやってきたことに対しても、おめでとうと言いたいと思っています。チームは、様々な困難を克服して強くなっているからです。いまは自動昇格を狙って戦っていますが、もし、それが叶わなかったとしても、プレーオフが控えています。昇格することだけを目指して戦います」

Q:サポーターにメッセージをお願いします。
「いつも私たちを熱く応援してくださって、とても感謝しています。残り2試合となりましたが、私たちには昇格するチャンスが残されています。これからも、私たちと一緒に戦ってください。特に、次節の対戦相手である愛媛はプレーオフ圏内を狙っているチームで、非常に難しい試合になると思いますが、私たちを最後までサポートしてください。お願いします」

【中倉一志=取材・構成・写真】
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