「football fukuoka」中倉一志

vs横浜FM戦後の選手コメント

日時:2016年2月7(日)
会場:シーガイア イベントスクエア
結果:横浜F・マリノス0-0アビスパ福岡

◎イ ボムヨン選手;
Q:試合を振り返って
「2か月ぶりの試合だったので、試合感覚は100%ではありませんてした。失点をしなかったのは本当に良かったと思いますが、自分としては満足していないといったところです。場面、場面において不安定なところがあったということですね。バックパスが来た時にキックをする場面で、反応が悪かったシーンが2つありました」

Q:チームの状態は、どのように感じていますか?
「僕が出場した試合は1試合ですが、チームとしては4試合目で、試合をするごとに組織力が高まっていて、守備の組織というのが良くなってきているので、このままの状態でいけば、いいシーズンを迎えられるのではないかと思います」

Q:初めての試合でしたが、手応えは掴めましたか?
「無失点ということに関しては、ディフェンスの選手たちが良く頑張ってくれました。感謝しています。セーブの場面では、無難にこなせてよかったかなと思います。開幕までは、まだ時間がありますし、自分が段階的に設定している目標は、ここまで全部達成してきているので、この調子でいけば、いいシーズンが送れると思います。初めて迎える日本でのシーズンですし、開幕はサガン鳥栖ということで、ファン、サポーターのみなさんも気分が盛り上がっていると思いますが、自分は、それに合わせていけると思っていますし、確信しています」

Q:今日は強豪のひとつであるマリノスとの対戦でしたが、マリノスに対する知識は事前にお持ちだったのでしょうか?
「やはり中村俊輔選手ですね。すごいキックを持っているのは分かっていたので、最初にFKを与えてしまった時は『あっ、やってしまった』と思い、本当に緊張したんですけれども、運よく外してくれて助かりました。それでも、あの左足からのきれいなキックは惚れ惚れしますし、いい選手だなというのは実感します」

Q:そういう選手がたくさんいるのがJ1だと思います。開幕まで、どのような準備をしていきたいと考えていますか?
「やはり、Jリーグのスタイルというものがあると思いますし、レベルの高い選手が大勢いますから、それに合わせて自分の頭と体を一体化させて仕上げなければいけないと思っています。同時に、自分の長所を忘れてはいけないとも思っていて、自分の長所を忘れずに、そしてJリーグの知識を、もっと、もっと得て、素晴らしいシーズンにしていきたいと思います」

Q:試合前に咆哮というか、大きな声を出していましたけれど、あれはボムヨン選手のルーティーンですか?
「立ち上がりは不安もあるし、集中しきれていないこともあるので、そこで自分が気合を入れて、みんなを集中させるというのは、自分のノウハウです。やはり大きな声を出してフィールドプレーヤーの気持ちを引き締めるというのも、GKとしての大事な仕事です。韓国だったら、もっと、もっといろんな話をしているんですけれども、まだ、その段階ではないので、段階を踏んでやっていきたいと思っています」

Q:言葉の不自由さは、あまり感じないですか?
「不自由さというのではありませんが、もどかしさのようなものは少しありますね。自分が言いたい言葉が出てこないとか、ワンテンポ空いてしまうとか、時々、韓国語が出てしまうこともあります。いまはGKコーチと一番コミュニケーションを取っていて、GKに必要な言葉を、どんどん吸収していっています。ほかにもGKの神(神山)さんもそうだし、亜季(兼田)くんもそうだし、ユースから練習参加しているGKの子とも、いろいろと話して言葉を吸収しています。今日の試合は初めてでしたが、多くの言葉を話せていけたのは良かったことだと思います」

◎末吉隼也選手;
Q:押し込まれる難しい内容でした。どんな感想を持たれていますか?
「ブロックを敷いたときは守れるという感じですけれども、なかなかスイッチが入らなくて、自陣の深い位置でしかボールが取れないという時間が続いてしまいました。どこでスイッチを入れるかというのをはっきりする必要がありますね。全部が全部ブロックを敷いて守るというのでは、体力もいるし、相手も楽だと思うので、後半の立ち上がりのように、前から行ける時は前から行って、自分たちが主導権を握った守備というのを、もっと、もっとやらなくてはいけないと思います。それでも、0で抑えられたというのはいいことなので、それをどうやって、いい守備からいい攻撃につなげるのかというところを修正していきたいと思います」

Q:いまおっしゃったように、後半は相手陣内に入っていくシーンも多くなりましたが、どのあたりが変わったのでしょうか?
「前半は、全部が全部ブロックを敷いて、守れてはいましたけれど、守っているだけで攻撃に出られなかったので、後半は、立ち上がりから、スイッチが入れられる時は前から行こうと話していました。行く時と、ブロックを敷くときのメリハリを、もっとハッキリさせていけば、90分を通して、いい守備が出来るのかなと思います」

Q:キャンプ後半戦のテーマは、そのメリハリを使に付けるのかということになりますか?
「そうですね。ある程度ブロックを敷いて入れば0で抑えられるというのはわかりましたし、いい攻撃につなげるというところを、このキャンプでやっていきたいと思いますし、0で抑えられるというのはいいことなので、それを続けながら、どのようにして攻撃でパワーを使えるのかというところを、もっと、もっとやっていきたいと思います」

[中倉一志=取材・構成・写真]
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