「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 ルヴァンカップ準々決勝第2戦・福岡-FC東京】「この経験を生かすことが大事」/井原正巳監督(福岡)

2016JリーグYBCルヴァンカップ 準々決勝 第2戦
日時:2016年9月4日(水)19:04
会場:;レベルファイブスタジアム/8,060人
結果:アビスパ福岡0-2FC東京
得点:[東京]田邉(30分)、高橋(75分)

Q:試合を振り返って
「まずは、今日このような悪天候の中、多くのサポーターが来てくれ、我々に声援を送ってくれたのですが、準決勝進出という結果を得ることができずに申し訳なく思っています。我々にとっての初めての準々決勝、ノックアウトステージ進出ということで、その上を目指そうという形で1stレグは、何とかアウェイゴールを1点返して1-1で終えましたが、今日の試合はFC東京と今年4回目のゲームということで、非常に難しいゲームになると予想はしていました。その中で、1点は取られる可能性はあるというところで、取られても1点返せば、そのまま延長(戦)という流れになるという話はしていました。そういう中で、やはり2点目を取られたタイミング、時間帯が、今日のゲームのすべてだったと思っています。セットプレーからやられて、0-2になった時点で非常に厳しくなりました。ただ、最後までゲームを何とかしようという想いで、90分間、選手は、走り続けてくれましたし、初めてのノックアウトステージ進出でいろいろな経験といいますか、上に行くためのいろいろな部分を、各自が感じてくれたと思うので、チームにとっても大きなノックアウトステージだったと思っています。こういうゲームをものにしながら、チャンピオンチームになっていくための力をつけることが必要だと改めて感じました。我々にとってのルヴァンカップは、これでなくなってしまいましたが、この後、天皇杯が中2日、そしてリーグ戦がまた中2日で川崎とのアウェイゲームが控えていますので、そこに向けて気持ちをしっかりと切り替えて、この経験を活かすことが大切ですし、まずは、天皇杯の次のラウンドに進むこと、そして、リーグ戦の残り7試合にすべてを懸けて、残留という目標に向かって、可能性がある限り戦い続けたいと思います」

Q:今日の試合は、前節に比べて前に出ていくパワーがプレーで表現できなかったと思います。その原因は自分たちにあったのでしょうか。それともFC東京に上手く防がれたのでしょうか。
「今日は、FC東京が中盤のメンバーを少し代えながら、梶山選手を入れたりすることで中盤でのボール回しの精度を上げてきたというところがあり、それに対して、我々はシステムを(4-1-4-1に)変えて、逆に(FC東京の)中盤に圧力をかけたいということで前半から臨みました。立ち上がりも含めて、そこはある程度、機能していたと思います。失点シーン以外は、そんなに多くやられたところはないと思いますし、失点シーンでさえ、ボールにしっかりアプローチしていれば防げた場面だったと思います。人数はかなりいたのですが、誰が(ボールに)行くのかはっきりしない中でやられてしまったというところがあると思います。少し前へのプレッシャー(を考えて)中盤を厚くした布陣で戦ったのですが、プレスが少し効かなかったというのは、もちろんおっしゃる通り、反省点だと思います」

Q:試合終了後、坂田選手がスタンドの挨拶回りから外れていました。足の状態はいかがでしょうか?
「サカ(坂田)は、途中から入ったのですが、ゴール前のクロスに入ったときに、足を痛めたといいますか、痛みが走ったみたいで、試合は、そのまま全部やったんですけれどもその影響もあって、最後は挨拶に回らずに引き上げました。明日、しっかり検査をしてみてというところです」

【武丸善章=取材/中倉一志=構成・写真】
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