「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【監督会見 J2第5節 山形-福岡】「勝点1を前向きに捉えたい。今季初の無失点は次につながる」/井原正巳監督

2017明治安田生命J2リーグ 第5節
日時:2017年3月26日(日)14:03キックオフ
会場:NDソフトスタジアム山形/6,110人
結果:モンテディオ山形 0-0 アビスパ福岡

◎井原正巳監督;
Q:試合を振り返って
「今日の山形さんとのゲームは、試合前から非常に厳しいゲームになるだろうということを予想して入りました。山形さんは、今シーズン、ここまで負けなしで来ていますし、非常に守備も固く、全員がハードワークするチームで、球際も含めて激しい試合になるだろうと思っていましたが、予想通りの内容になったと思います。我々も3連勝でここまで来た中で、何とか連勝を伸ばそうとゲームに臨みましたが、アウェイで最低限の結果である勝点1を取れたということを前向きに捉えたいと思います。無得点ではありましたが、今季初めての無失点試合ができたというのは次につながるかなと思っています。
今日は、けが人等もありましたので、我々のメンバー的なところも含めて、システムを代えての試合になりました。その中で、新しいシステム、代わりに入ったメンバーが、しっかりと自分の仕事をやってくれたかなと思います。また、山形さんの全員がハードワークする姿勢や、球際の厳しさなど、今日も、我々が勉強させてもらうことは多かったと思います。結果は引き分けでありましたが、この引き分けを前向きに捉えて、次はホームで横浜FC戦がありますので、その試合に向けて、いいところは引き続き継続して、修正点は改善していきたいと思います」

Q:ダニルソン選手、岩下選手がベンチから外れていました。トレーニング中の怪我だったと思いますが、差支えのない範囲で、現在の様子を教えていただけますか?
「今週の練習の中で、ダニルソンと岩下に少し違和感が出て、全治までにはそんなに時間はかからないと思いますが、今週の試合は回避するという決断に至りました。その2人が出られないことで、システムも少し変更し、堤、濱田が今季初先発という形になる中で、冨安もU-20代表の遠征でいないということで、システムの変更になりました」

Q;山形さんの守備が固かったということがあったと思いますが、点が取れなかったというところで、攻撃面での反省点は、どんなところにあるとお考えでしょうか?
「山形さんの前からの守備に対して、我々が、どうやって前に運べるかというところだったのですが、前半は効果的なプレスにあい、その中で、トップに入ったボールを前向きに奪われたり、入れ替わられるというケースもあったのですが、今日は2トップとトップ下という形をとっていて、その中で石津であったり、前線の2人が頑張ってくれて、サイドからのクロスでチャンスを作る場面もあり、点は取れませんでしたけれども、ある程度、評価できると思っています。シュートシーンも、セットプレーを含めて、かなり作れたと思います。その中で、何とか1点をこじ開けることができればという狙いの中で、結果的には、最後まで点を取ることができず、守り切られてしまいましたが、そこは次につなげていきたいと思っています」

Q:堤選手、濱田選手は今季初出場でしたが、初出場、慣れないシステム、けれど無失点というところで、彼らに対して、どのような評価をされていらっしゃるのでしょうか?
「彼らは僕が監督になってから一緒にやっているメンバーですし、今日は實藤と組みましたが、このシステムについては、やり方にも慣れています。今シーズン初出場になりましたが、このために、常にトレーニングも集中しながら、ここまで出番がない中でも常に腐らずに100%でやってくれていたので、今日は必ず結果を出してくれると信じていました。この試合に期待していたプレーというものは、十分に発揮してくれたと思っています」

【中倉一志=取材・構成・写真】
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